恐怖心が恐怖を生む　～同じ状況でも恐怖心がなければ恐怖ではない～

心霊やホラー番組（映画など）
そして怪談話などを体験したあとは
いつにもまして夜の暗がりが怖く感じます。

普段は気にも留めず、ただスイッチを押して明かりを灯すだけの行為でも
それまでに何か出てこないか
暗闇の向こうに何か居ないか不安と恐怖で仕方ありません。

このように恐怖心があるかないかによって
同じ行為でも心理状態や精神状態も違ってくるんですね。

つまり人の行為（行動）というものは
心理状態に強く影響されるということ。

言い換えれば
心理状態さえ健全（健康）であれば
物事をポジティブに運ぶことができるということなんですね。

ですので行動で何かつまづいていたり上手くいかない場合は
ジタバタ足掻いて解決を急ごうとするより
精神状態（メンタル）の回復や安定を優先することによって
事態が改善に向かう可能性が高まるということです。

恐怖心理の話についても
それが恐怖であったとしても
そこに恐怖心がなければ恐怖ではありませんし
たとえ恐怖でなかったとしても
そこに恐怖心があれば恐怖に感じてしまうものです。

人の心理は心理状態によって強く影響される（影響を受ける）ということ。

心理状態によって実際の行動が左右されるわけですから
精神的なしんどさを抱えている場合
その精神的なしんどさを取り除こうとするよりも
精神状態そのものを健全に保とうとすることで
物事をポジティブに捉えられて改善につながっていくわけですね。

うつ病治療の場合、うつ病の治療法に目を向けるのではなく
精神状態の改善法に目を向けることによって
うつ病を治療して治そうとするよりも
うつ病そのものが改善に向かっていくということです。

最初の恐怖心の話で言えば
感じた恐怖が強ければ強いほど
その思い込みが強ければ強いほど
ただ暗いだけという状況であっても強い恐怖を感じるわけですね。
（普段は平気で何ともなくても、その時の心理状態によって恐怖心が煽られる）

人は心理状態（緊張感や不安）によって精神状態（しんどさや疲労感）が左右され
大きな影響を受けると言えます。

つまりその心理状態をどのような状態に保つかによって（意識して心がけるかによって）
精神的なダメージを蓄積することなく
精神的に健全で居られるとイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。

精神的に疲れていると感じているなら
まず心理状態を立て直してみてはいかがでしょうか？

一人で難しい場合は
心理カウンセリングによって私がサポートいたしますので
ぜひお気軽にご連絡くださいませ。