人はなぜそんなに他人の事が気になるのか? ~芯のある人が持っている、強さの秘密~
皆さんわかってないというか
意識してるわけではないと思いますが
愚痴や不平不満などグチグチ言ってるのは
実はメンタルケア上必要不可欠な、重要な要素なんですね。
もしこの世の中が
愚痴や不満などグチグチ言えない世界だったらどうでしょうか?
(存在しない世界だったら?)
まるで機械のように
オンかオフ、白黒どちらかはっきりした世界で
中間の幅がない世界なんですね。
ということはつまり
例えば仕事で何か不満や不服を抱えていても
もちろん誰にも言えませんし愚痴ることもできず
嫌だったら辞めるか抵抗(抗議)するかといったように
争いの絶えない、答えのはっきりした二者択一の世界になってしまいます。
つべこべ御託はいらず
決心したことや自分の意志を通したり
答えがはっきりしていて悩みも迷いもなく潔い世界に思えますが
裏を返せば皆自分勝手
自分の都合の良いようにだけ振る舞う世界ということです。
どちらが良いといった良し悪しの話をしてるのではありませんが
愚痴があるからこそ(言えるからこそ)、そして愚痴ることで
その環境の中で嫌な思いや苦労があったとしても
愚痴をはけ口にして乗り切っていけるのです。
そうして互いに支え合って行くことができるのです。
もし愚痴も言えず許されないなら
嫌だったら辞めたら?しんどいから辞めるといったように
すべての物事をすぐさま割り切った行動しかできませんし
愚痴が言えるからこそ何やかんやとゴチャゴチャ言いながら
辛いけれども愚痴をはけ口にして乗り越えて行けるのではないでしょうか?
愚痴は言ってはいけないように思われてますが(マイナスのイメージがある)
むしろメンタルケアにとっては必要なものだということですね。
だからこそ心理カウンセリングでも
誰にも言えずに胸の内に溜まった鬱憤を晴らす事によって
とりあえずまずはスッキリすることができるのです。
それだけでも気持ちが楽になったというクライエント様もいるのです。
それくらい愚痴や不満を吐き出すということは重要な要素ですので
グチグチ言うなと抑圧してしまう前に
相手の愚痴をしっかり受け止めて
心の内をスッキリさせてあげましょう。
人はグダグダ言い合いながら
それぞれに抱えている愚痴や不満といったストレスを発散しつつ
お互い苦悩を共有し、支え合っていくからこそ
大変な苦労があっても続けていけるのです。
ただいつまでもダラダラとしつこく
感情的に愚痴っているばかりなのが問題なのであって
そこを履き違えて文句ばかり垂れてるのは周りや相手が不快になるだけですので
やってこその、普段から努力してこその愚痴であるということを忘れずに
愚痴や不満は適宜発散するようにしてみてくださいね。
もしそういった場がなければ心理カウンセリングを通してお聴きしますし
心理カウンセリングではもう一歩進んで
心の整理のお手伝いをいたしますので
どうぞお気軽に愚痴や不満を発散するキッカケとしてご利用ください。



