寒ければ温めたら解消する。は成立しない ~単純に考えてしまわない癖付け~

宮本章太郎

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テーマ:時事・世事世相・所感・雑感

冬の寒さについてですが
寒ければ暖房をつけるとか
着込めば凌げるような論調があります。

確かにただ寒さをやり過ごすだけならそれで問題ないかも知れません。

しかし私のような貧血・低血圧の人間からしてみると
寒さは直接身体へのダメージになるんですね。

暖房をつけたり着込んだとしても
それで体は温まるかも知れませんが
実際は発熱して体が熱くなるだけで
手足など末端は冷たいままなんです。

体は発汗しますが
蒸れて蒸し暑いだけで
手足は冷たいですから感覚はありません。

のぼせた状態になって
血の気が引いたり頭に血が上って酸素が届かなくなるのか
頭がふらつき意識を失いそうになるのです。
(立ってても立ち眩みのようになる)

高齢者や免疫力が低下していたりすると
体調不良を起こしやすくなり
転倒事故や心筋梗塞に脳卒中など
緊急搬送に至る事態にも繋がりやすくなります。

ヒートショックの影響も懸念されるでしょう。

冷え性や寒いのが苦手な人にとっては
ただ寒い・冷たいというだけでなく
これだけ身体へのダメージにつながるわけですね。

寒ければ暖かくすれば済むように言われますけど
そう単純な話で済む問題ではありません。

いくら暖房をつけても着込んでも
手足の冷えは解消されませんし
それで寒さを凌げるとは言えないのです。

環境とは過酷なもので
単純に凌げれば良いという問題でもなければ
人工的に変えたところで(環境を用意したところで)
身体がうまく適応してくれるか、ダメージを受けなくなるかとは
また別の問題ではないでしょうか。

言葉で言うより、頭で考えるより
事はそう簡単には成り立ってないと言えるのかも知れません。

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専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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