人にものを教えるコツ ~好きこそものの上手なれで、まずは好きになってもらう~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

私は何か人に教えることが上手だとは思いませんが
他の方たちを見ていると
その教え方はどうなんだろう?
もっとこう教えたほうがわかりやすいんじゃないかと
教え方が不器用と言いますか、苦手であることを見てて感じます。

ただ私自身も苦手で上手くはないですが(人のことは言えない)
教え方のコツはあるように思います。

こうしなさいああしなさいと指示したり手ほどきをするのではなく
「なぜ?」を教えるわけですね。

なぜこうしなければいけないのか?
なぜこのやり方なのか?(そのほうが良いのか?)
だからこうなるんですよ(ならないんですよ、できないんですよ)といったように
道理や原理原則(法則)だったり
今こうしているのは、こうなっているのはこういう経緯があるからと
相手に考える土台を作ってあげるわけです。

やり方などスキルそのものを教えること(手ほどき)も必要ですが
まずなぜそうしなければいけないのか?
なぜそうなっているのか?といった背景を教えてあげないと
いくら技術だけ教えても相手は今自分が何をやってるのかわからないまま
とりあえずやり方(手順)だけを覚えるだけで何も身につかないからです。

この教え方ではやり方がわかるだけで
スキルアップや成長は望めません。

やり方はわかっても理解はできてないということです。

相手の覚え方が悪い、もう教えることは教えたからと放任しないで
自分の教え方も振り返って改善していきましょう。

自分が何かを教えるというより
相手に自分で考えてもらうような背景。
つまり「なぜ?」あるいは「どうして〇〇なのか」といったことを教えてあげることで
だったらこうしたら良いのではないか?と相手は自分で考えて工夫することができますし
自分も教えたとおりに相手がしない、できないことに対して苛立つこともありません。

もちろんその後もサポートは必要ですよ。

何でも自分で考えて努力しなさいということでは
単なる無責任でしかない上に
全部本人の努力だけでこなせるようになるわけではありませんから。

教えるコツと言っても教え方そのものより
教えるポイント(何を、どこをどのように教えるか)が大事といったところですね。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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