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コラム

「責任」には人を変える力がある ~どのように利用するかは注意が必要~

人が変わる要素の一つとして
「責任(責任感)」があります。

何か自分が変わりたかったり
相手に変わってもらおうとするのもそうですが
人は責任を持ったり与えられることで
自分で変わろうと意識しなくても変わってしまうんですね。

今ある責任ではなく
新たな責任を持つ(担う)事によって
違う自分、違う人間に変わることができるでしょう。

しかしどのように変わるかは
責任の内容によって違ってきますので
良いように変わるか悪いように変わるかというのは
その責任を担ってみなければわかりません。

責任によって人は変わるという法則を応用すれば
例えば子育てや職場の人間関係(特に部下や目下の者に対して)のように
相手に責任を与えてあげると(持たせてあげると)
当人は自ら考えて行動しなければならなくなるため
自分(上の者)があれこれ面倒を見ようとしなくても
当人(責任者)が自然に自分でやるようになってくるのです。

自分がやらなければ自分が痛い目に遭うだけですから。
それが「責任」なんですね。

ですのでつい頼りないからと
何をしでかすかわからないため心配や不安から
上の者が何でもやってあげようとしてしまいがちですが
相手に成長してもらいたい場合や自分の負担を軽減するためには
相手に何らかの責任を持たせてあげることなんです。

ただ注意しておきたいのが
責任の与え方によっては当人にとってはストレス過多でしかなく
下手をすると人格が豹変してしまうほどの変貌を遂げてしまうでしょう。

そして何のフォローもしない、面倒も見ないということであれば
それは単なる無責任でしかありませんので
責任を与えたからといってそれで手放しで放っといても良いということではありません。

結局最終的な責任は関係者全体の責任なのですから。

ですからいかに成長につながるような責任の与え方ができるかが
主導者(コーチなど)の「責任」なのかもしれませんね。

当人にとって過度のストレスになるだけの責任では
心が潰れてしまう可能性はもちろん
憎まれて何らかのトラブルが生じてしまう可能性もありますので
何でも責任を与えれば良いということではなく
どのような責任を持ってもらえばその人の成長につながるか(ためになるか)を考えて
一方的ではなく相手を尊重し、本人と相談しながら進めてみるのも良いかもしれません。

負担としての責任ではなく
成長につながるような責任についてを考えて取り組んでいきたいとお考えの方は
心理カウンセリングでサポートいたしますのでご連絡くださいませ。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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