究極解説!!宇宙の始まりと終わりについて ~そしてそこに我々が生きる意味~
歳をとると月日が経つのが早く感じるものですが
年齢によって違い(差)が出ると言うより
脳の認知機能(能力)と、特に“記憶の構造”が影響しているのではないかと考えます。
と言いますのも
私たちの記憶は出来事を時系列で記憶し
線のようにつながって記憶していると認識しているのではないでしょうか?
しかし時空学の観点から見てみますと
時間も記憶も「点」で出来ているんですね。
点がつながって線になっているだけ。
それを私たちは記憶だと認識して(時系列として)憶えてるわけですが
記憶もそれぞれの出来事の集合体
つまり「点」の記憶の集まりを時系列として憶えてるだけなのだと考えると
点と点の間には空白(余白)が生まれます。
年齢が若ければ若いほど人生経験も浅く(少なく)
記憶の集合体(=点)も密ですから
空白が生まれる部分もありませんし(少ない)
時間は今すぐの記憶として濃密に繋がっているため
例えば時系列をさかのぼろうとしても点を順に追ってさかのぼる必要があるため
ある記憶(出来事)に到達するまでに時間がかかるわけですね。
つまり到達するまでの時間が長い。
=時間を長く感じるというわけです。
(記憶の構造的な問題であって、個人差による思い出す能力・速さの問題ではありません)
記憶と言っても過去にあったある出来事をさかのぼって思い出すから
それで時間がかかるのだと捉えるのではなく
ここでは単純に構造上の仕組みの話をしているだけですので
記憶力が影響しているのだと捉え違わないようにご注意ください。
(記憶の構造であって、記憶力ではない。記憶力は関係ない)
では次に、歳をとるとどうして月日(歳月とも言います)が早く感じるのか?についてですが
人は高齢になってくると認知機能と記憶力に衰えが生じます。
つまり先程の話の中にあった
“空白の部分”が大きくなる(広がる)わけですね。
するとある記憶(出来事)をさかのぼるまでに“時間の空洞化”が生じ
記憶(脳の認知機能)の構造上として時間が短縮するわけです。
距離(時間)が詰まる。
距離が縮まると考えればわかりやすいでしょうか。
それで高齢になればなるほど
認知機能が衰えれば衰えるほど時間感覚が短くなる(感じる)という仕組みです。
繰り返しますが
これは記憶や記憶力の話ではありません。
記憶と言ってるのはあくまで構造上の話をしているだけであって
記憶そのものの話をしているのではなく
記憶とはつまり脳の構造の事ですから
この記憶の仕組み、そして脳の構造こそ
人が時間感覚を短く感じるようになる要因であるというわけです。
ちなみにこれは余談ですが
自閉症といった人の記憶はそれこそ記憶を線ではなく
出来事を点で記憶しているんですね。
自閉症の人の全てが全てそうであるということではありませんが
記憶を時系列のつながりとして憶えているわけではないということ。
しかし自閉症としての記憶と高齢になってからの記憶では性質が違い
高齢になってからの記憶は認知機能の衰えによるものであって
自閉症は認知機能の衰えによるものではなく
脳の構造上の問題(記憶の仕組みの問題)であるという違いがあります。
(よって時間感覚への影響の仕方も異なると考えられます)
話を戻しますと
基本的に人は歳をとればとるほど認知機能は衰えていきますから
認知能力の空洞化が進み
出来事を記憶する手続きの効率化も手伝って
出来事をポイントポイントでしか憶えていないため(無意識下での記憶)距離が縮まり
昔の出来事がつい最近のことのように感じられるようになるので
時間の感覚が短くなった、時間が経つのが早くなったと感じるわけですね。
これはつまり日常の平坦化(ルーティン化)も大きく影響しています。
日常は思い出の記憶として残るような大きな出来事や変化(イベント)はなく
ただ機械化(単純化)して日々繰り返されるだけでしかありませんので
そのような不必要な記憶は排除されるため(最適化)
ライフイベントのような大きな記憶だけが点の記憶として短縮され
それで時間の感覚や人生を振り返って短く感じるわけです。
いかがでしょうか?
説明下手ですので理解するのが困難だったかもしれませんが
何となくでも理屈や雰囲気だけでもつかめましたでしょうか?
それで皆様はどのようにお考えでしょうか?
貴重なご意見やお考えなどメッセージを頂きましたら参考にさせていただきます。