電撃離婚。羽生さんを苦しめた誹謗中傷の破壊力 ~繰り返される誹謗中傷への捉え方と向き合い方~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

羽生結弦さんが離婚なさったとのことですが
誹謗中傷などがあり、お相手の幸せを守れなくなったというような
真相や詳細などわからない中でメッセージをそのまま受け止めて考察してみますと
深くメンタルが傷ついたことが窺え、苦渋の決断だったと思います。

批判や応援のメッセージなど
相変わらず様々な憶測が飛び交ってますが
有名人であるがゆえ、プライベートはないのは承知しているはず
といった意見はどうなのでしょうか。

果たして誰が(何が要因で)離婚に追いやったのか?ということ。

羽生さんご自身も、そしてお相手の方も
プライベートも守られず、心無い批判があることもある程度は承知していたことでしょう。

しかし世間からの非難轟々、誹謗中傷の嵐といった行為は
それ以上にメンタルを傷めつけ
計り知れない衝撃(破壊力)を与えたであろうことは想像に難くありません。

その上さらに離婚に対する非難や中傷は
傷ついた羽生さんの心をなおも追い込む行為にほかなりません。

たとえ悪意はなかったとしても
人はそっと見守るということができないんでしょうね。
善くも悪くも、何か言わないと気が済まないんでしょうね。
(かくいう私もその一人ですが)

本当にお気の毒ということしか私には言えませんが
昨今人を死に追いやるまでに至る誹謗中傷ですが
はっきり言ってこれを防ぐ手立てはありません。

誹謗中傷は必然であると捉えて対策を立てる必要があるでしょう。

ではどうして誹謗中傷に立ち向かっていけば良いかということですが
誹謗中傷を誹謗中傷だと受け止めず
単にそれぞれの意見や考えを述べているに過ぎないと捉えるのです。

それらの意見が自分に向けて一手に集中するから(言い方の影響も受けて)
どうしても自分が責められている、非難されていると受け止めてしまいますが
考え方として、これ(誹謗中傷)は自分に対して向けられた非難(中傷)ではなく
あくまでそれぞれ個人個人の意見を述べているだけ。
自分だったらこう考えると自分の考え方を押し付けているだけなんだと
あまり深刻に受け止めず、軽く受け流してみてはいかがでしょうか?

もちろん誹謗中傷をそう簡単に交わすことはできませんが
ダメージをそのまま直接ダイレクトに受け止めるより
ある程度軽減、分散できるのではないでしょうか。

とにかく羽生さんの話題に話を戻しますが
誹謗中傷は計り知れない危害を加え
人生を一変させるほどの破滅をもたらすということを
私たちは強く認識していかなければなりません。

ただ誹謗中傷が個人の考えや意見からなされるものであるなら
発信する本人に誹謗中傷の自覚はありませんから
各々が意識して防ぐのは困難であることを知り
サイトの運営者による何らかの規制や対策も必要かと思われます。
(自覚がない者に対し罰則を設けても抑制効果は期待できない)

一人の人間、及び関係者の破滅に追いやらぬよう
常に自分も加担していないかを自分自身に問いかけていきましょう。

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

宮本章太郎プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

心理カウンセリングのプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都のメンタル・カウンセリング
  4. 京都の発達障害
  5. 宮本章太郎
  6. コラム一覧
  7. 電撃離婚。羽生さんを苦しめた誹謗中傷の破壊力 ~繰り返される誹謗中傷への捉え方と向き合い方~

宮本章太郎プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼