本心はわからないままの方が良好な関係を維持できる ~人の本心は誰もわからない~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:人間関係・コミュニケーション

例え血の繋がった親兄弟であったとしても
なかなか他人に本心なんて話さないのではないでしょうか?

自分もそう簡単に話さないと思いますし
相手の態度や言動を窺い知るだけでは
その人の本心までは見えてきません。

人は本心を打ち明けるのが怖いのです。

今までの関係性も崩れるかもしれませんし
生活や人生の歩みまで変わってしまうかもしれません。

しかし本心を打ち明けたことにより
相手の意外な一面を知れて
そこから良好な関係に変わっていく可能性もあるでしょう。

いずれにしても人の本心というのは非常にデリケートで
プライベートな問題ですから(プライバシー)
他者がおいそれと踏み入れて良いような領域ではありません。

口では本心を語っているようでも
人が本心ではどう思ってるかはわからないんですね。

にも関わらず
人は自分のメンタルを安定させたい生き物ですので
その口実が欲しいばかりに
嘘でも相手を納得させたり従わせようとしてしまうものです。

それは自分が自分の心を納得させたいから。

本心なんてわからなくてもどうでもいいんですね。
相手の本心がどうあるかではなく
とにかく自分の心を落ち着かせたいのです。(安心、安定)

そもそも人は皆表現力が豊かかと言いますと
自分でも自分の思いや考えをどう表現したら良いのか
どう伝えたら良いのか容易ではありませんし
自分の言いたいことが全て相手に伝わっているわけでもありません。

また、自分で自分の本心を本当に理解できているかと言われますと
ただ感情に振り回されて心が整理できていないといった方も少なくないでしょう。

つまり相手は結局何を考えてるのかわからないということ。
私たちはただ相手の見せる表面を見ているだけ。(見せかけの顔)

だからこそ私は人は印象(イメージ)の生き物だと言っているのです。

この現実を前提に
相手の見た目の言動(受ける印象)に振り回されないようにしつつ
受けたままの関係性を続けていくこと、保っていくことが
相手の本心を知ろうとするより良好な関係を築いていけるでしょう。
(下手に本心を知ろうとしない方が良い関係を維持できる)

ただし見えているのは表の顔であり
見えている面が相手の全て(本性)だと勘違いしないように
自分自身のコミュニケーションを振り返って参考にしてください。

ではどこにも本心を打ち明けられないのかと言えばそうではなく
唯一安全に自分の本心を語れる場所
その環境というのが心理カウンセリングの場(セッション)なんですね。

心理カウンセリングには守秘義務がありますし
本心を語っても他の人に知られることのない、安全が約束された場なのです。

それでいて本心を語ることで自分の心を整理でき
カタルシス効果(心の浄化作用)もありますので
自分一人で重荷(心の負担)を背負っているとお感じの方は
少しでもその重荷を下ろしに心理カウンセリングを受けてみてください。

私がサポートさせていただきます。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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