心がしんどい時にゆっくり休むのは、逆効果な場合もあります
料理といえば人間が調理したものだったり
または機械が製造したものだったりします。
皆さんはどちらのほうが美味しいと感じるでしょうか?
やはり「機械<手作り」といったように
イメージによって人間が手作りで作った料理のほうが美味しいと思われているかも知れませんが
実はその通りで、理にかなった理由があります。
料理の味(味付け)は均等に
バランス良く行き渡ってる(味付けされてる)方が美味しく
だったら機械で作ったほうが美味しくなると考えてしまうかも知れません。
しかし料理の美味しさのヒミツは
“適度な不均等”にあるわけです。
つまり味付けが均等・均一であると
美味しさも低減してしまい
料理の味を引き出せなく(活かせなく)なってしまいます。
例えば混ぜご飯のように
出汁や調味料が均一だと味に偏りがなくなります。
どこを食べても美味しいわけですね。
一見その方が良いように思いますが
人が料理を美味しいと感じるのはその料理の持つ特徴(味)にあり
その味が均一ですとどこを食べても同じですから
特徴を感じづらくなってしまうわけです。
一方味の濃い部分があったり味付けが不均等ですと
料理(味)の特徴を感じやすくなります。
もちろん極端に不均等ですと何だこの味付けはとなってしまいますが
適度な、そこまで感じないほどの不均等さがあってこそ
そこに絶妙な味の美味しさが生まれるのです。
(味覚を刺激する)
機械でも美味しい料理は作れますが
人の手作りのように直接味覚に訴えかける(働きかける)料理であるかどうかというと
やはり機械が作ったものより人の手作りの味のほうが美味しく感じるわけです。
とはいえ反対に言えば
人が作った料理でも味付けが下手くそだったり失敗すると
不味い料理になってしまうのが手料理の特徴ですから
人が作ったか機械が作ったかどうかではなく
美味しいかどうかは作り手の腕前によるといった方が適切でしょうか。
そういった意味では機械にそこまで大きなバラツキはありませんから
味のクオリティー(品質)を一定に保ったままの製造を考えるなら
やはり人の手作りよりも機械に任せたほうが安定でしょうか。
美味しさのヒミツは料理そのものにではなく人が感じる味覚にあり
味覚にどう訴えかけるかや適度な不均等さこそ“味の決め手”になるわけですね。
他にもおふくろの味や恋人の手料理など
誰が作ったかも多少影響はしますが
やはり誰が作っても美味しくないものは美味しくないので
そこまでの影響力はないでしょうか。
人間が作ったものは美味しく機械が作ったものは美味しくないと言ってるわけではなく
人が作り出すその人の持つ持ち味
つまり適度な不均等さこそ美味しさのヒミツであるということを理解して
比べるような食べ方ではなく、どこに美味しさのヒミツがあるのかを意識しながら
その“隠し味”を味わってみてくださいね。
(人が強く感じてしまうような不均等さだと個人の味付けの好みの差になってしまう)