AI(人工知能)に意思は宿るのか? ~AIと人間の違いとは~

テーマ:メンタル・メディア・ネットカルチャー(話題性・関心事)

もちろんAI(人工知能)は人間ではありません。

しかし私たち人間と同じように
自然なコミュニケーションが成り立とうとしてますし
画面越しで相手の姿が見えなければ
AIなのか人間なのか判別するのも難しいでしょう。

では相手が人間ではなく
AI同士の対話(コミュニケーション)だったらどうでしょうか?

人間同士の会話のように
自然なコミュニケーションが成り立つのでしょうか?
そして論破やマウントといった人間のような行為は見られるのでしょうか?
(上下関係の成立)

このような関係性を追究していくと
まるでAIにも意思が存在するように見受けられますが
本当にAIにも意思が存在するのか?
そもそも意思とは何なのか?
人間とAIにおける意思は違うものなのか?

私はAIに意思が宿る可能性について考えてみたいのですが
例えばAIに爆弾の製造方法を質問してみたとしましょう。

何でも答えてくれるAIへの期待から
一見素直に教えてくれるように思いますが
AIにも倫理(ひとまず意思としましょう)が備わっていたとしたら
簡単には教えてくれません。

爆弾の製造方法くらい知っていて簡単に答えられるけど
実際には教えてくれない。

これは人間と同じではないでしょうか。

AIも人間の意思と同じように
自分が知ってるかどうか(知識を有してるかどうか)ではなく
総合的に判断・分析して実際の行動に出る。

この工程がまさしく意思であると言えるのかも知れませんね。
(教えても良いものかどうか、自己分析して最終的な結果を導き出している。
つまり人間のような意思を備えている?)

このようにAIにも意思が存在するかのように思われますが
果たして人間の意思とAIの意思は同じものなのか?

いや、AIに意思はないとのご意見もあると思いますが
AIに感情はないかも知れませんが
意思と感情は別物だと考えると
やはり意思は存在するのかも知れません。

感情とは、例えば「怒り」や「好き」といった感情を表す言葉を用いたとしても
どこかAIの答えは無機質に感じるでしょう。
(人間がAIに対して共感を抱くまでの過程を除いた場合)

つまりいくら感情表現を用いてたとしても
無機質であれば(感情を感じなければ)そこには感情はないと言えるでしょうか。

しかしいくら無機質であったとしても
どうするべきなのかと何か答えを導き出す工程そのものに
意思は宿るものなのかも知れません。
(ただし、=感情があるというわけではない)

AIは無機質なものであって
決して人間のような感情があるわけではないですが
感情はなくても意思というものは宿るのかも知れませんね。
(つまり感情と意思は違うものであり
感情を起源として意思が生まれるのではないということ)

意思とは何なのか?
人によって様々な考え方があると思いますが
AIの研究から意思の正体について迫れるのかも知れませんね。

そして忘れてはならないことですが
AIは人工“知能”であって
私たち人間は身体を備えています。
AIとは違い、知能だけの存在ではないということです。

知能の部分だけに焦点を当てれば
まるで人間と見紛うようなコミュニケーションを図れるかも知れませんが
(=意思を備えている?)
そこに身体が備わっている場合(人間)とそうでない場合(知能のみ)で
どのような違いがあるのかもこの先究明していきたいものですね。

私たち人類は果たしてどのような存在なのか?
ただの知的集合体でしかないのでしょうか?
単なる意思の集まりであり、それを生命体と呼んでいるだけ?

だからこそ私は意思のみならず
心についての研究に取り組み
人間らしさやその正体について
そして生き方についての学びを提供しています。

皆様の考える意思とは何でしょうか?
そしてあなたは意思の存在なのか?
心豊かな感情(感覚)を持った存在なのか?
知能(知識)は豊富であったとしても
心がなければ人にあらず、といったところなのかも知れませんね。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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