5類に引き下げられる前のマスク着用個人判断への見解

宮本章太郎

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テーマ:時事・世事世相・所感・雑感

新型コロナ対策のマスクの着用緩和が始まりましたけど
実行するのはまず5類に引き下げられてからではないでしょうか?

どうしてまずマスクをしなくても良いとなるのか理解に苦しみますが
これでは感染症対策を怠っても構わないような印象を受けてしまいそうです。
実施する順序が違うわけですね。

季節性インフルエンザと同じ扱いになってからならわかりますが
陽性反応が出ればまだ日常生活に多大な影響(制限・制約)が生じるのに
個人の判断がどうのという前に、施策の仕方に閉口します。

個人的見解ですが
発生初期の頃ならまだしも
いつまでも陽性反応の有無で動じてないで
何か症状のある人が診察や治療を受ければ良いと思うんですね。

陽性であっても症状も何もないのに
行動制限を課す必要はないように思います。

しかし付け加えておきたいのが
WHO(世界保健機関)が収束宣言を発表しなければ
たとえ国家レベルで5類に引き下げられても
コロナ禍自体は収まらないということです。

もう一つ大事なポイントとして
季節性インフルエンザと同じ扱いにしていくということであれば
風邪薬のようにまず飲み薬の普及が必要ではないでしょうか?

ワクチンだけだったり
感染しても何も有効な治療薬がないということであれば
個人の自然治癒力や免疫力に頼るしかなく
そのような状態でマスクを外しても良い(個人の判断)という考えにはならないと思うんですね。

インフルエンザはワクチンも治療薬もあるからこそ
5類という扱いになっているのではないでしょうか?

それでも毎年インフルエンザによって多くの方が亡くなっているわけです。

ここ数年インフルエンザによる死者が減少しているのは
マスクの着用や手洗いうがい、消毒といった感染症対策が普及しているからであり
その一つであるマスクの着用を緩和してしまっては
また元の木阿弥ということになりかねません。

私が言いたいのは
マスクの着用を個人判断とすることに対してではなく
5類に引き下げることにも異論はないのですが
順序が違うのではないかということが言いたいわけですね。

そしてマスクの着用緩和と5類への引き下げはもちろん
濃厚接触者への扱いも緩和が必要でしょう。

近年様々なアレルギー体質だったり発症率が増加してきているのは
過度に衛生的すぎる影響なのかもしれませんが
これは決して不衛生が良いということではなく
5類に引き下げる前のマスク着用の個人判断といった失策を起こさないように
もっと丁寧に考えて取り組んでいく必要があるように思います。

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宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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