あなたは誰とコミュニケーションをしているのか? ~関係改善の意識改革~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:メンタル・メディア・ネットカルチャー(話題性・関心事)

SNSやインターネットの空間では
現実空間のように誰か相手とコミュニケーションなりやり取りをしていますが
ビデオ通信(通話)系を除いては
基本全て自分一人の世界(空間)で情報処理をしているわけですね。

ビデオ通信の対話式ならまだしも
メールであれチャットなどSNSアプリであれ
相手の発した情報に対して自分自身の把握力としてその情報を処理しているわけです。
(受け止め捉えている)

つまりそんな自分の世界観の中で相手とコミュニケーションをしているわけですが
これは実は現実の空間でも同じように
たとえ目の前に誰か相手の存在があったとしても
相手の発した情報に対して自分の捉え方(受け止め方)で物事を把握しているわけです。

SNSにしても確かに相手とやり取りをしているわけですが
その捉え方や受け止め方は全て自分の中での情報処理であり
眼の前で繰り広げられているあらゆる情報を総括して
それを全体と捉えて相手とやり取りをしています。

つまり自分の脳が処理をしているに過ぎない世界(空間)を
相手と意識(情報、認識)を共有するということを通して
相手とコミュニケーションをしていると思い込んでいるわけですね。

このように誰か相手とコミュニケーションをするときは
相手と認識を共にし、その空間を共有しているのだと考えられます。
(それでもあくまで自分の脳が処理した世界)

前提は全て自分の中での出来事(やり取り)でしかありませんが
コミュニケーションというものの本質には
誰か相手と空間を“共有”することだと言えるのではないでしょうか?

つまりこの“共有”がうまくいかないと
互いの認識のズレが生じ
お前は何を言ってるんだ、自分のほうが正しい、あなたは間違っているなど
相手の否定にもつながってしまいます。

しかしそれは自分の世界(空間)を介した捉え方(相手の見え方)であって
この認識の違い(ズレ)や共有の仕方を再構築していくことによって
相手との関係改善にも結びつくでしょうし
相手とのやり取り(コミュニケーション)はまず自分の中の問題なんだと
豊かなコミュニケーションの構築に向けて認識を改めてみてはいかがでしょうか?

例えばこのコラム記事に関しても
発信しているのは私ですが
その情報を受け取って処理しているのは
あくまであなた自身の世界(空間)なのだということ。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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