「夏季うつ病」にもご用心を

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

冬季うつ病というのは聞いたことがあるかもしれませんが
夏場でもうつ病の危険性はあります。(夏季うつ病)

夏場は気温が高く、何も動いてなくても高温ってだけでも体は疲れ
脱水症状を起こしたり熱中症によって体力が奪われます。

体力の低下によって動くことが億劫になるばかりか
冷房の効いた室内から出ようという気力もなくなり
ついダラダラ過ごしたり外出控えが起こってしまいます。

そして時期的にも学生さんですと夏休みだったり
世間はお盆休みの期間に入りますから
休み明け、連休明けによく言われますように
メンタル面での気力の低下(不調)も起こりやすいのです。

週明けの月曜日や
睡眠明けの起床時というように
稼働が迫られるようなシーンの大型版とでも言いましょうか。

夏休みや冬休み、そしてゴールデンウィーク明けに
学生の自殺が増加してしまうように
普段日常の中での緊張感から解放されるような際には
またあんな同じ状態に戻りたくないと、どうしてもうつ病の危険性が高まります。

冬季のうつは日照時間の影響が言われますが
夏場のように十分日照時間があるようなときでも
気力体力ともに奪われる夏場には
普段日常で精神的なストレスを抱えてるような方にとっては特に
うつ病の発症リスクが高まりますので注意が必要です。

特に夏場は暑さによってイライラ感が募りやすくなりますので
気分の浮き沈みにも影響しますし(精神不調の波)
情緒不安定に陥りやすくなってしまいます。

ですので精神的に何も病んでないからと油断したり
夏場だからただダラケてるだけじゃないのかと人の内面疲労に気づかず
感情のまま叱咤激励したりしないように
お互い気遣いと心遣い、そして思いやりの心を持って接していきましょう。
(イライラをぶつけたり抱え込まないようにすること)

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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