周りの状況がわからなくなる“思考モード” ~話を聞いてない、通じない人は“思考モード”に突入している可能性が~

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

きっとご自身のことを振り返ってみてもわかると思いますが
人間には“思考モード”というものがあるんですね。

人はこの思考モードに入ると
周りの状況や今まさに見聞きしていることが頭の中に入ってこず
自分の意識や神経に集中してしまいます。

そのため話を聞いていないということが起こってしまいます。
(周りに意識が向かない状態になる)

ですからその間は何か見聞きはしていても(本人はそうしているつもりでも)
何があったのか印象としては薄く、あまりというかほとんど記憶にも残っていない状態で
他の人からするとチンプンカンプンの曖昧な対応に映ってしまうのですね。
(何を言ってるのか話が通じてない状態)

しかしそれは悪気があってのことではなく
人間の思考モードという、自分のことに神経が集中してしまう仕組みに原因があるわけです。

これは誰しも経験したことがあるのではないでしょうか?

もし経験した記憶はなかったとしても
一旦このモードに入ると人は周りに上手く対応できなくなってしまいます。

ですから人の話を聴かなければならない状況や
誠実な対応が求められるようなシーンでは
この思考モードに入ってしまわないように心がける必要があります。

思考モードに入らないためには、例えば人の話を聞いてるときに
自分のことを考えたりせずに相手の話(その中身)に集中することです。
話を聞いて自分の中であれこれ思考を巡らせないこと。

聴く側はリラックスして(落ち着いて)最後まで相手の話を聴くことです。
それまであれこれいろいろ考えない。
話の主軸は相手にあることを忘れないように聴いてみてください。

話の途中であれこれ意見しようとしたり先のことを考えてしまうと
どうしても自然に思考モードに入ってしまうので話を聴くことができなくなってしまいます。

反対にこの思考モードを活かせるときというのもあります。

それは自分自身に対して何か憶えておきたかったり勉強(読書など)に集中したいときなどは
思考モードに入ったほうがより集中して取り組むことができるでしょう。(集中力が増して捗る)

このように自分の中で上手く思考モードを切り替えながら(コントロールしながら)
今はどういった状況なのかを素早く判断し
話の通じないボーっとしている人だと思われないように、臨機応変に対応していきたいものですね。

思考モードのコントロールが上手くできるようになると
この人は賢明な人だと人から思われるようになりますよ。
(そういう印象を与えることができる)

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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