心理カウンセラーを志される方へ ~現役カウンセラーの視点から~
「癒やし」の言い換えとして
「整う」が言われるようになりましたが
癒やしというと精神的な面からとても疲れてるようですし
その柔らかい表現として整うは良いかもしれません。
(イメージとしては癒やしは特に精神面に対して。
整うは身体面に対する強調?)
考えてみると、マッサージの施術やサウナの利用シーンにも適していますよね。
心が癒やされると言うと、回復が目的のようにも聞こえますが
心が整うと言うと、心が整理されていくような印象を受け
鎮静作用があるような感じがするでしょうか。
結局は癒やしにつながるのかもしれませんが
癒やしと整うとでは使い方としても少し違いがあるように思います。
心理カウンセリングの考え方としても
癒やしより整うの方がイメージに近いでしょうか。
といいますのも、癒やしはどちらかというとセラピーに近いものであり
整うや整えるは心理カウンセリング寄りで
気持ちを整理するなどと言われますように(つまり考え方の整理など。認知行動療法)
なかなか日常の中で気持ちを癒やすとは言いません。
また、整えるためには時間的な余裕も必要でしょうか?
時間の余裕と心の余裕は対となるもので
時間に余裕がなければ整えることはできませんし
整えることができなければ心に余裕も生まれません。
ですので時間と心がセットになった心理カウンセリングにおいてはまさしく
新しく出てきた言葉(表現)として
「整う」は心理カウンセリングの場にも非常に適した表現だと言えるでしょう。
どうか皆様も癒やされにではなく
気持ちや心を整えに心理カウンセリングを受けに来てみませんか?
結果として癒やしにつながることもあると思いますので
まずはその違いなど難しく考えずに
心や頭の中を整理してスッキリするために心理カウンセリングをご利用くださいませ。