将来の社会形成の根幹に関わる教育の重要性 ~何を教えるかではなくどう教えるか~

テーマ:教育・子育て

例えば学校に遅刻してきた児童がいるとすると
同級生も遅れてきた子をダメな子として接するでしょう。

しかし人間社会
そういう人間だっているのが当然ですし
遅刻そのものは良いことではないですけど(しないに越したことはないが)
このような場合、教育者は遅刻してきた子供を責めるのではなく
他の生徒児童たちにそういう人間だっているのがこの社会だということを
みんなに教えて寛容の世界を築き上げることが必要かつ大切な教育だと思うんですね。

そしてこういった子どもたちが増えていくことで(広がっていくことで)
この子達が将来社会人になったときに
他人を寛容できる懐の深い社会が形成されるのではないかと私は思います。

今回の例のように
遅刻といっても別に悪意があってやっているのでなければ
むしろ障害によるその人の特性だったり個性であるなら
いくら遅刻といってもその人を責めるのは人権問題に関わる社会の問題であり
(個人ではなく社会が抱える問題)
そういった人もいるのがこの社会、世の中だと受け入れれば
周りが理解することによって受け止め方や捉え方を見直し
他人に対して寛容な社会に変わっていけば良いんですね。(変容していく)

社会が変わる、変わっていく基礎こそ
“教育”なのではないでしょうか?

そこに教育の重要性があるのだと私は考えます。

教育によって社会は良くも悪くもなり
傾き(偏り)が生じてしまうのがこの社会の根幹であり
教育を正しく理解して、教えるほうが自分の学びや体験を後進者に提供することこそ
これからの将来の社会に必要な教育だと思います。

何を教えるかではなくどう教えるか。

学校での教育に限らず
家庭での親子関係、そして会社職場内での教育についても
社会全体の問題としてその教育の質が問われているのではないでしょうか。

教育の質の低下を招かないように
皆さんも今自分にできる範囲のところから取り組み始めてはいかがでしょうか?

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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