人は自分の心理にはあらがえない。だったら心理学を上手く利用してやればいい
実は人間にとって平和というのはストレスなんですね。
平和というのか平穏というのか
何事もないという状態がずっと続くという事自体がストレスになるんです。
例えばうつ病など無気力の状態にも言えるのですが
何かしたい、何かしようと思っても気力が伴わず
生に対する手応えや実感がないということがストレスなんですね。
自傷行為についても、自分を傷つけてまで生を感じようとしてしまうのは
やはり何も感じないということがストレスになるからにほかなりません。
平和も平和ボケと言われるように
何事もないというぬるま湯に浸かり続けることはストレスであり
人は何か刺激を求めることで生への実感を得ようとしてしまうのです。
無刺激な状態こそストレスでしかないのですから。
ストレスを解消するためにストレス(刺激)を求めるのも不思議な話ですが
これは人間の中に組み込まれた免疫などのシステムの一環だと考えるしかないでしょう。
肝心なのはその刺激をどのように活かしていくかということ。
平和や無刺激がストレスだからといって
紛争のように武力衝突は好ましくありませんし
自傷行為のように負の刺激としての解消方法は避けるべきでしょう。
刺激のストレスばかりでは疲弊してしまいますし
だからといって何事もない無刺激状態もストレスの原因になりますから
やはりどのようなことでも緩急のバランスが大切だということでしょうか。
何か活発に活動した後にはゆっくり心身を休めること。
ずっと刺激続き、ずっと無刺激状態が続いてしまわないように
身の回りの状況や環境など、自分のライフスタイルを見直してみても良いかも知れませんね。
刺激の方に振り回されるようになってしまったら
それもまたストレス源になってしまいますので
積極的に追い求めないようにすることもストレス回避のコツです。
理想としてはそうか!やった!と思えるような刺激が好ましいでしょうか。
理想的な刺激を獲得するために
心が疲弊してしまわない方策を一緒に模索していきましょう。