障害や高齢になってからの避難の現実 ~自分の体が思うように動かせなくなること~

宮本章太郎

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テーマ:思考と考察・生き方を学ぶ

老化に伴い段々体が思うように動かなくなり
歩くという行為すらも満足にできなくなります。

走ることなんかもはやできません。

実際走れないわけではなく、走れはしますけど
まともに走るということが困難になるわけです。
ただ走る行為をしているだけで、実態は走れていない。

しかしこれでもまだ歩けてますし
完全に走れないわけでもないですが
これが更に歳を重ねると
歩くどころか立つこともできなくなってしまうわけですね。

寝たきりになり、寝返りも自分でできなくなってしまうのでしょうか。

健康で若い頃の自分は一体どうしてそんなことを考えるでしょうか。
何となく思ってはいたとしても
実際そういう状態に近づいて来て実感を伴ってくるようになると
何の対策(予防)もしてこなかったことを後悔し始めます。

ということはつまり、今はまだそれでも自分の意思で動くことはできますが
この先本当に満足に体を動かせなくなるということに
果たして一体どれだけ感覚が伴ってるでしょうか。

そうして今また何の予防も対策もせずに
ただただ衰えていく体を嘆くだけの現状を情けなく思うのです。

現在の私の状態ですら体(身体能力)が衰えて来ているのに
高齢者や障害を抱える方の避難を考えると
非常に困難を極めることが容易に想像できます。

走って逃げる(避難する)ことなんてできたものではないですし
逃げ遅れも何も、自力で逃げることなんて不可能に近い状態ですから
災害対策に関しても新たな取り組みが必要ではないでしょうか?

避難計画も実際直面したときのケースを想定し
見直す必要があるように思います。

心の悩みに関してもそうですが
自分が実際そういう状態になってみなければ(極めて近づいてみなければ)
想像や人の話を聞いてるだけでは実際本当のところはわからないということが言えます。

ただフンフンと聞いてはいても
自分は健康だからとどこか他人事の話として流してしまってはいないか?

相手の立場や実情を考えるという事を改めて振り返って認識し
普段の人間関係(顔見知り程度の関係)では難しくても
常日頃から意識を向けて考えていきたい問題です。

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専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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