人はなぜそんなに他人の事が気になるのか? ~芯のある人が持っている、強さの秘密~
人には2種類の人間がいます。(実際には2種類どころではないですが)
人の話をそうかそうかとよく聴こうとする人と
う~んそれはどうかと疑って聞く人です。
これはどちらが良いとか悪いという話ではありません。
よく聴こうとする人は、学びを大切にしようという心構えですが
疑って聞く人は被害者意識が強く(本人が意識してそう思ってるわけではありません)
人を人の意見として聴こうとしないのでなかなか自分の学びにならないんですね。
せっかく人が何か言ってくれても全部はねのけて聞いてしまうので
自分の身にならないのです。
(つまり聴こうとしていない。自分が聞きたくないことには耳をふさいでしまう)
全部自分の都合の良い部分だけを切り取って考えを処理してしまいますから
人の話やアドバイスなど聞いたとしても何も参考にならないんですね。
何でも被害者意識の受け止め方しか出来ない人は
今までの人生経験でそういう性質が身についたというだけのことですので
その性格がいけないとかダメだということではないですよ。
ですけどもそういう人は見た目は弱々しく臆病に見えたとしても
実は内面に抱えた反発精神から、意外と人間関係でも攻撃的なんですね。
何も直接暴力を振るったりそういう攻撃的ということではないですが
人のことを基本恨んで生きてますから(無意識の中に抱えている)
人から何か言われたらそれは全て自分への攻撃と受け止めてしまうのです。
だからその恐怖心のあまり、人に対して厳しかったり攻撃的な面も持ち合わせていますし
人に何か言われることは怯えでしかないわけです。
素直に話を受け止めて考えるということなど出来るはずがありません。
(何でも自分のことを言われていると受け止めてしまい、否定や拒否の感情が生まれる)
別に普段から被害者気質の性格だというわけではありませんよ。
ただ自分に危害(何か嫌なこと)が及びそうな事態になったときに(起こりそうなときに)
防御態勢の構えを取るというだけのこと。
嫌な現実から逃げたくて仕方ないわけです。
逃げたくてしょうがないのですから、人の話なんて聞く耳もありませんよね。
人から何か言われるということは自分の身が(精神が)危険であるということであり
耳を貸してるどころの事態ではないのですから。
しかしそうではなく、人の話を自分の参考に、ためになるように聴くためには
自らの内にある被害者意識(ひがみや妬み、恨みといった感情)の性質から解放されなくてはなりません。
今までの人生経験から培われてきたものですから
そうやすやすと解放できるものではなく
むしろ生涯払拭できるものではないと思いますが
人から何か言われることや、人が何か言ってくれることは自分の学びになることなんだと認識して
そんな話聞きたくないと耳をふさいでしまわないことです。
自分主体の聞き方をするのではなく
相手は、この人は何を言ってるんだろうと素直に耳を傾けて聴いてみるんです。
そこに“自分の思い(つまり被害者気質)”を挟み込まないこと。
内面に被害者意識を持つ人に多いのは《言い訳》です。
聞きたくないあまり、自分の身を守るために
そんなことはない、そんなことは出来ないと最初から逃げの態勢で人の話を素直に聴けませんから
まずはそこを自分の力で気づいて気をつけるようにしてくださいね。
気をつけて出来るものではありませんがぜひ意識してみてください。
人の話を参考にできるよう、自分のために活かせるよう
学びに変える力をぜひ養ってください。
これは自分自身の力で気づかないと、人に言われても出来ません。
どうか頑張って取り組んでみてくださいね。
それからですよ、本当に心理カウンセリングがサポートさせていただけるのは。(真価を発揮する)
まずは是が非でもこのままではいけないと自力で気づいて立ち上がってみてくださいね。
最も手強いのは他の誰でもなく、あなた自身なのです。
あなたが本気で求めるなら私は協力を惜しみません。