“残念なメイドインチャイナ”はどうやって産出されるのか? ~民族性と国民性の比較~

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

それにしても中国という国は不思議な国で
民族性で言えばアートやものづくりに関して繊細で
表現力も高いと感じるのですが
工業製品などメーカー物の産物で言えば模倣品などが多く
技術的にあまり成熟していないように感じます。

中国の美術は高く評価できる物が多いですが
工業製品でメイドインチャイナといえばあまり聞こえが良くないのではないでしょうか?

不良品など粗悪なものが多いと感じるイメージは
劣悪な環境の影響による産物なのでしょうか?
せっかくの高い技術もその価値を落としてしまっている現状です。

民族性としては各々高い技術を持ち、修得している人も多いように思うのですが
ものづくりの生産性としては民族性(個性・個人の持つ技術)を潰してしまい
全体的な国民性として技術や評価を落としてしまってるのでしょうね。

日本やドイツも技術レベルで言えば精巧で精度が高い印象があります。

しかしアートの面では高い技術を兼ね備えているのに
工業製品に関してはどうして同じように高く評価できないのでしょうか?
メイドインチャイナは世界で広く出回ってますけど
評価の上では同じように評価することはできません。

それは労働環境と国の政策、そして共産主義体制による国民性なのか?(民族性ではなく)
それとも模倣品の氾濫による粗悪な製品づくりに対する無意識の常態化なのか?
もしかすると貧富の格差による貧困問題が強く影響しているのかもしれませんが
生産性の効率重視の労働体制が品質の低下を招く結果になっているとも考えられます。

ということは日本を始め諸外国も効率重視の労働体制にならないように気をつけなければなりませんが
いずれにしてもそのどれもがメイドインチャイナの評価と価値
そして品格を落としているのでしょう。
非常にもったいないと言えますよね。

民族性による個人の持つ技術レベルは高くても
国民性による貧富の格差と生産体制(大量生産大量消費)の精神こそが
そういった個性や特技・技能といったものを潰してしまうのかもしれません。

ではメイドインジャパンはどうなのか?

日本ではある程度表現の自由も認められており(中国のような強制や拘束力、制約がない)
表現力と技術力とのバランスが保たれているからこそ
世界に認められるような高い技術を維持できているのでしょう。

だからこそ政治や統治(統制)による影響って大きなものなんですね。

言論の自由や表現の自由など個性を認めることによって
人は高い精神を持ち合わせられるのであり(個人・自分に価値を見いだせる。感じられる)
様々な制約がその個性を潰してしまい
その結果品質や精神の品格を落としてしまうことになるのかもしれません。

私たち個人でもそうなってしまわないように
慎重にこの世の中の情勢を見つめて向き合っていきたいところです。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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