冬場に増加するウイルス感染拡大の仕組みと対策 ~物理学の観点から考える、乾燥状態の物理法則~

宮本章太郎

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テーマ:時事・世事世相・所感・雑感

再び新型コロナウイルスの感染が広がっているとのことで
第3波だなんて言われてますが
これから本格的な冬に向けてさらなる感染拡大が懸念されています。

しかしインフルエンザにしても
どうして冬場はウイルスが流行しやすいのでしょうか?

もちろん様々な要素が複雑に絡み合って拡大するのですが
よく言われるのは気温と湿度ということで
湿度に関しては単純に物理学で考えると答えられるんですね。

ご存知のように、冬場には空気が乾燥します。

何でもそうですが、湿度が低く乾燥するということは
何か物が貼り付きやすくなるわけです。

湿度(水分量)が高ければ物は流れやすいですが
空気が乾いて乾燥していると
やはり物はへばり付きやすくなります。

ウイルスにおいてもこの原理が働いて
人の体内(例えば喉など)でウイルスがくっ付き
流れていかずに(排出されずに)そこで増殖してしまうというわけですね。

増殖したウイルスは勢いを増して更に体内深部(肺の奥など)にまで侵入し
肺炎症状を起こしたり重症化しやすくなるという仕組みです。

乾燥によって粘液の力(効果)が低下するため
流れにくくなって引っ付きやすくなってしまいますから
ウイルスにとっては乾燥状態というのは好環境だというわけですね。

もちろん増殖したウイルスは感染力を増しますので
クラスターなど感染拡大の要因になりますし
およそこうした物理学の法則によって冬場には感染が広がりやすくなります。

理屈はそう単純ではありませんが
空気が乾燥しないように湿度を保ったり
体を乾燥から守るため目鼻や喉といった器官、そしてお肌の保湿を心がけることで
ウイルス感染の対策になると言えるでしょう。

潤いというのは単なる美容効果にとどまるのではなく
感染対策にも効果がありますのでぜひ積極的に取り組んでくださいね。

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専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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