自殺者数と情報量の多さとの関連性 ~欧米とアジアのストレス発散法、メンタルコントロール術の違い~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

何も三浦春馬さんに端を発っしてということではありませんが
竹内さんにしてもそうですが、有名な方の自殺は今に始まったことではなく
今までもずっと続いてきたわけですが
日本を始め、欧米諸国よりも韓国などアジア諸国に自殺者が多い傾向があります。

関連しているかどうかはわからないのですが
欧米諸国では心理カウンセリングが身近なものであり
メンタルトレーニングとしても日常的にセッションが行われ
個人的なものに限らず企業での福利厚生としても広く取り入れられています。

一方日本を見れば明らかなように
アジア諸国では心理カウンセリングが日常の中に浸透し、広く普及してません。

限定的な用途に限って利用される心理カウンセリングという心理療法の取り組みと
日常生活の一環として気軽に利用される欧米での心理カウンセリングの普及の差を見ると
自殺者数との関連も比例しているように見えてくるのですがいかがでしょうか?

有名人の死は大変大きなショックでしかありません。
それが身近な人ならなおさら大きいでしょう。

実際心理カウンセリングの普及浸透具合と
自殺者数の多さとの関連はわかりませんが
メンタル面の影響やアジア系の人が持つ気質との関連は何かありそうです。
(悩みやストレスを一人で抱え込みやすく、自殺へと結びついてしまう要因ではないか?)

だからこそ自殺防止のためにも心理カウンセリングの普及や
もっと気軽に人に話せる環境が必要だと思うのですが
私は自殺につながる要因としてもう一つ懸念していることがあるんですね。

それは“情報過多”なのではないか?ということです。

現代社会はあまりにも情報に溢れすぎていて、情報過多になってないでしょうか?
情報が多すぎることがストレス源になって、いらぬ悩みでもどんどん抱え込み
人に言えないような人は心の中に溜め込みやすくなっているのかもしれません。

逆に言うと情報過多によるストレスのはけ口として
ネットでの誹謗中傷といった攻撃的な方法で発散する人が増えているのも
やはり情報が多すぎることによるストレスが少なからず影響していると言えるでしょう。

自分にとって特に必要のない情報でも常に浴びるようにさらされることによって
それが無意識のストレスとしてメンタルに影響し
ストレスを発散する手立ての乏しい特にアジア系の人々は
精神的に耐えきれなくなってやがて自殺行為へと及んでしまうのではないでしょうか?

一方欧米人は自分の中に抱え込むというより
心理カウンセリングを上手に利用してメンタルケア(ストレスの緩和)を行ったり
直接攻撃(対決)に打って出ることが多いのかも知れません。

現代社会においては情報に常にさらされてなかなか避けることは難しいですが
それでも上手にコントロールして付き合い方を考えていかなければ
メンタルに不調をきたして精神的に病んでしまうことになるでしょう。

とはいえ情報は自分を守る武器にも盾にもなりますし
活用の仕方によっては人生に大きく影響を及ぼすような
何物にも代えがたい貴重な財産であることは確かです。

情報を制するものは人の人生まで制するのと同じ。

だからこそ無防備に情報にさらされることは自分を見失うことにもなり
やがては情報に乗っ取られて(支配されて)自分を失うことにもつながります。

情報というのは非常に重要な価値を持ちます。
だからこそそんな情報に踊らされて支配されないように
上手くコントロールして付き合っていく必要があるのです。

一方的に垂れ流される情報に飲み込まれてしまわないように
自分から必要な情報だけをチョイスして取得するように気をつけてください。

でなければやがて情報の波に押しつぶされて精神を病んでしまうかも知れません。
あるいは人生の破綻を招くことにもなりかねません。

最初にも申しましたように、自殺者数と心理カウンセリングの普及浸透率の関係性はわかりませんが
自殺の防止やメンタルを守るためには定期的な心理カウンセリングの利用と
情報(取得の)コントロールが必要なのかも知れませんね。

心理相談、メンタルコントロールなど心に不調を感じる方は
ぜひ当ルームの心理カウンセリングをご利用、ご活用くださいませ。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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