命って果たしてそんなに大切なものなのか?

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:思考と考察・生き方を学ぶ

よく命の大切さが言われますが
命ってそんなに大切なものなのでしょうか?

命が大切なものだとは皆さんもわかってらっしゃると思いますし
確かに個人個人の命は大切であり、尊いものだと思います。
それは間違いないでしょう。

ところで考えてみたいのが
命は大切だとわかっていてそう言っておきながら
そしたらいざ実際に命を大切にしているかと言いますと
きっと皆さんそんなに大切に扱ってらっしゃらないと思うんですね。

命を粗末にしないようにまずは健康に気をつけると思いますが
気にはしていて実際何か取り組んでいるにしても
不摂生も多くて本当に健康に気をつけていると言えるでしょうか?

環境ホルモンや感染症対策など
家族や自分自身が健康被害に遭いそうになり
騒動に便乗してあれこれ不満や文句は言うものの
自身の喫煙習慣や食生活に、睡眠不足など生活リズムの乱れによる健康対策には
意識が疎かになってはいないでしょうか?

原発事故による風評被害でもそうですが
自分に直接関係や影響がなくても、健康被害が及びそうだと不安になると
今まで頂いてきた恩恵や自分の普段の生活態度はどこかへ忘れ去り
たちまち批判的な態度を取るようになってしまいます。

そんな他に厳しく自分に甘くみたいな考え方をしていて
どの口が命は大切だと言えるのでしょう?

私は不摂生をしている人が悪者のように言ってるのではなく
言いたいのは、果たして本当に命ってそこまで大切なものなのだろうか?ということです。

実は皆が思ってるより(言っているより)
そこまで大したものではないのかもしれません。

もちろんそれでも個人の命は尊いものだと思いますよ。

個人には一人ひとり大切な家族やつながりがありますもの。
決して命を軽んじるつもりはありません。

しかし毎日のニュースなどで知る死者(死亡者)で見てみると
その出来事に対して関心を持つだけで
命が失われたことに対してさも自分ごとのようにいちいち気が沈むこともないでしょうし
特に大人数の場合はニュースでの扱いもただの数字でしかないですよね?

命は大切なはずなのに死者の数字で扱われるのです。
一人ひとりの命の大切さはどこにいったのでしょうか?

だからどうということはありません。

ただ私が思うのは
命ってそこまで大したものではないのではないかということ。

わざわざ粗末にすることはありませんが
そんなに命を大切なもののように言わなくても
大切なものであることには違いないのですから
もっと気楽に捉えてみても良いと思うんですね。

例えば安楽死(尊厳死)の問題。

別に良いじゃないでしょうか?
その人本人が自分の意志で死を望んでいるのであれば
他人が言論によって抑制する必要はないと思うんですね。

もちろん死を選択するということは
たとえ自らの意志であったとしてもよく考える必要はありますよ。

命が大切であると言うなら
その最期の死に方の選択も同等に大切であると私は思います。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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