認知療法こそ人生を大きく変える、あらゆる悩みに対する処方箋
ご相談に際して難しいと感じるのは
実際カウンセリングを始める前からの不安定な心の状態により
少し感情的になられているクライエント様のご相談ですね。
カウンセラーがどういう対応をしても
捉え方がどうしても負の感情が大きくなってしまうために
冷静に考えられなくなってご自身で傷を深めてしまったり
心の整理がつかなくなってしまうこと。
自分を責めてしまうこともあれば
全ての問題や責任も周りのせいにしてしまうのです。
感情がグチャグチャになっているクライエント様と信頼関係を築くことは
相当困難であると感じます。
ここでカウンセラーの力量が問われるわけですが
心の不安定な状態は同じであっても
それこそクライエント様によってお一人お一人違うわけですから
なかなかどうしたものかと思案することが多いのです。
しかしこれは決してクライエント様に問題があるからではありません。
カウンセリングと言ってもやはり基本はお互いの人間関係ですから
それぞれの立場や抱えてらっしゃるご事情などは関係ないのです。
もちろん全く何も関係ないというわけではありませんが
やはり人間関係でも相性というものがありますように
カウンセリングでも同じように相性というものがありますので
どちらが悪いとかどちらに問題があるという話ではございません。
ただこれまで様々なクライエント様のカウンセリングを通して感じるのは
自ら今の状況を改善していこう(良くしていこう)としてご相談される方と
誰か人に(カウンセラーに)どうにかしてほしいというスタンスだったり
悩みの本題よりも時間やお金のことばかり気にされるクライエント様とでは
気持ちが前に向かっていけるかどうか
改善につながっていけるかどうかの違いに差があるということですね。
もちろんどちらのほうが解決力や自己実現力が勝っているかという話ではなく
だからこそカウンセラーがしっかりクライエント様をサポートし
改善に向かっていけるように心に寄り添っていかなければならないのだと
改めてカウンセリングの難しさを実感する日々でございます。
言葉遣い一つをとっても本当に難しいのです。
ただ単にお話を聞いてるだけではいけませんし
どのように接していけば良いのかを同時に考えながら進めていかなければなりませんので
見た目には何も考えてないようでもカウンセリング中は常に気を抜ける時がありません。
時には罵られることもありますし
なぜそうなるの?と思えるような対応をされるクライエント様もいますので
ほんとにカウンセリングというものはよほどメンタルが強くないとやっていけないと思います。
でなければたちまちカウンセラーのほうがメンタルをやられてしまうでしょう。
クライエント様は心の中が整理されてない状態なのですから
そんなことは当たり前だと思っていちいち感情的(感傷的)になるのではなく
そこから学ばせてもらって次へ活かしていかなければなりません。
そしてやはり感じるのは
クライエント様が何か問題や悩みを抱えてしまうというのは
ご本人の中にどこかそうなってしまうような考え方や性格といった部分に何か問題があるからこそ
どうしても悩みを抱えやすくなってしまうのではないかと感じる部分も大いにあります。
(問題と言ってもそれが悪いということではありません)
だからこそこの問題点に気づき、改善につなげていくために
心理カウンセリングというものがあるんですね。
このように一筋縄ではいかないカウンセリングですが
もしよろしければ私と一緒に考えていきませんか?
答えを考えることではない。
ただ今のこの状況を、今のこの心の状態をどうしていけば良いのか。
一緒に考えていきましょう。
私は何か少しでも皆様のお力になりたい気持ちでいっぱいです。