早急で安易なアドバイスが問題解決をどれだけ遠ざけるか

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

ご相談に際して、いきなりアドバイスアドバイスと
とにかくアドバイスを求める方がいらっしゃいますけど
あなた様のお考えや悩みのご事情(経緯)など何もわからないのに
何をどのようにアドバイスすれば良いのでしょうか?

例えば夫婦関係の仲が悪いということでしたら
離婚したらどうですか?とでも言えば良いのでしょうか?
仕事上での悩みなら、辞めるべきですねとでも言えば良いのでしょうか?

いきなり何も知らない人の悩みを聞いて
どうしたら良いかとアドバイスを求められても
一体どんなアドバイスが出来ますか?
私は何を言えば良いのでしょうか?

そして言われたご本人は、それで満足でもするのでしょうか?

まずはご事情をしっかりお聴きし
その人のお考えを尊重した上で、それからどうしたら良いのかを一緒に考えていかなければ
悩みなんて何の問題解決にもならないと思うんですね。

適当に私が思ったことをお伝えするだけなら簡単ですが
果たしてそれで何が改善していくと言うのでしょうか?

まずはクライエント様ご本人のお考えを尊重しなければなりません。

もし何かとにかくアドバイスをして欲しいと言われるなら
私はあなた様にどんなアドバイスをすれば良いのかを、私に教えてください。

その教えてくださった答えこそ、あなた様が求めてらっしゃる答えそのものではないでしょうか?

まず私に出来ることはあなた様のお話をじっくり聴かせていただくこと。
そしてどのようなお考えをお持ちなのか、そのお考えを尊重することです。

それからお互いに信頼関係を築き上げて
お話を伺う中から見えてきた心理学の観点から
新たな気づきをお伝えしていくわけですね。

それが問題解決につながるための、真のアドバイスとなるわけです。

私が何か答えのように一方的にアドバイスをしたとしても
それでは不満が溜まるばかりではないでしょうか?

あなた様は本当にそんなアドバイスを求められますか?

私も人間ですから、それで何のお力にもなれず
更に精神的に追い込んでしまう結果にでもなったとしたら
本当に心苦しくて心を痛めてしまいます。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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