私たちの心の中にあるブラックホール。そのBHを安定させる事とはつまり　～私たちが今在る形とは何か～

例えば私たちが食事をして食べたものは消化されますが
体の中に吸収されるだけであって
この世から消えてなくなるわけではないですよね。

同じようにブラックホールの仕組みも
その中心では物質が消えてなくなっているわけではないのではないでしょうか？

ブラックホール自体が何か吸収しているわけではありませんが
（しかしその現象を吸収していると表現しても間違いではない）
私たちが食べ物を体の中に消化吸収するように
ブラックホールに取り込まれた物質も
どこか別次元に形を変えて移動して、そこに留まっているのかもしれません。

吸収や移動というのは言葉の表現が違うだけで
現象としては同じであると言えます。

ただ言葉の持つ印象が強すぎて
私たちは言葉の持つ意味（イメージ）通りの受け止め方しかできないのです。
いわば表現方法の違いだけであって、その本質は同じで変わらないということ。
それをどういう言葉でどう表現しているかということですね。

私たちは形を変えて移動した物質（または移動している物質）の結果だけを見て
それを知覚しているに過ぎません。

元はどんな物質だったのか？その物質はどこからどのように形を変えてやってきたのか？
果たしてそこまで精密に知覚しているのかと言うと
決して物質の全てを理解しているとは言えないのです。

変化後の現れた物質の形、現状の形だけを見てそれが何なのかを判断しているわけですね。

物質は皆それぞれ違う物質のように思い込んでいますが
元をたどれば全ての物質は皆同じもの。

ただそれらの物質がどのような状態で現在の形状に留まっているのかに過ぎません。

私たちが人間の形状をしているのは物質がそういう形に留まっているから。
私たちの体という物質同士の繋がり（いわば重力）のバランスが崩壊すれば
たちまちその形状は原型を留められないでしょう。

しかしそれはあくまで同じ物質なのです。
あなたも私も皆同じ。
現れた結果の形状が違うだけで、そこに物質レベルでの違いなど何もありません。

障害者差別や障害者は何か自分とは違う特別な人だなんて思い込みはバカげています。
他者を軽蔑したり卑下するのは自分を同じように扱うことと同じ。
自分で自分をバカにしている人こそ愚かに見えて仕方ありません。
これは対象が人に限った話ではありませんけどね。
だからこそ人や物、そして自然を大切に扱う人はみな心が豊かなのではないでしょうか？

自分が、自分という物質が崩壊した後には何に還元されるのか？
私たちは何から形成され何に還っていくのか？

現在知覚できている世界だけを見て、それが世界の全てだと思い込まないこと。
自分がこの世界の中心で、自分こそ（自分であるという自我の存在だけ）がこの世の全てだと思い込まないこと。
自分なんてやがては自然の物質に還元されるのですから。

しかし全て完全に消えてなくなるわけではありません。
何らかの形を変えて全てこの世界に留まっているのです。

つまりはご先祖様や私たちより先に往生された先人たちも
全てこの世に形を変えて留まっているのだということをお忘れなく。
（時にそれは魂と呼ばれることもあります）

その一番のわかりやすい形状が、私たちの体の中に直接宿る
DNAの存在だと言えるでしょう。

DNAじゃなくても物質の一部として常にこの世に在り続けているわけですが
私たちが感じているもの、知覚しているものはこの世界の一部に過ぎないのだと気づき
今この人生という物質の形（その一部）がどういうものであるのかに思いを馳せながら
生と死を超えた発想で現在を心豊かに生きていこうではありませんか。

自分の知覚を超えた目には見えない心の世界とじっくり丁寧に向き合うことで
現在を生きる私たちの人生にも大きな影響与えます。

今が良ければじゃない。
自分さえ良ければじゃない。
人生に良い影響を与えるかどうかは自分の知覚できている外の世界にあります。

今や自分のことだけに目を向けないで
自分を超えたこの世界という広くて大きな心の世界に、私と共に向き合っていきましょう。
そのためのお手伝いを心理カウンセリングでさせていただきます。

『物質の安定とはつまり、自分の心の安定である』