心の負担が軽減される仕組みの解明と解説 ~知識と経験による、脳機能の自動プログラム化~
飾りや装飾というのは、単に豪華に見せたりアートとして飾り付けるだけでなく
また別の意味があります。
特に自分に対して飾り付けるような装飾は
メークやアクセサリー、服装のコーディネートなどファッションとしての意味が強いですが
実はタトゥーなど自分の体に直接刻みつけるような装飾もあるように
飾りには自分を奮い立たせたり自信のなさを補ったり
“自分を強く持つ(強く持とうとする)”ような意味があるのです。
周りを威嚇する効果もあり、または他人を惹き付ける効果もあるように
装飾は自分の弱さの表れであったり強さの象徴といっていいでしょう。
部族の長など見ればわかりますように
威厳を保つために装飾が多いのも特徴的で
動物でも強者やボスは見た目からして豪華だったり派手であることがわかります。
これが装飾をすることの心理作用なのです。
装飾に関しては仏教界にも同じことが言えます。
例えば仏教界の頂点にある如来ほどの存在になると
装飾などする必要がなくなるような境地に達してますので飾り気はありませんが(装飾に意味はない)
下の階級である菩薩や天王といった存在になればなるほど装飾が多くなります。
派手に着飾って武器を持つようになり
威厳を保ったり心の弱さを補うような心理作用は仏の世界でも同じなのです。
では大日如来の化身である不動明王はどういった存在なのでしょうか?
ここまでで勘の良い人はおわかりかもしれませんが
不動明王は憤怒の表情で、あれは怒っていると言われてるのが通説ですが
果たして本当に怒っているのでしょうか?
もし怒っているのであれば、一体何に対して怒っているのでしょうか?
仮にも大日如来の化身であるあの不動明王がですよ?
悪を滅するために怒っている?
本当に?
あの大日如来が?
実はあれは・・・。
不動明王の逸話や真相に関してはまた別の機会にするとして
装飾に込められた心理には人間の垣根を超えてみな同じ作用、同じ意味を持つことを
このコラムから学びに変えて自分の心や他人に置き換えてみてくださいね。
そうすると「あ、あの人は・・・」と、何か気づくことが多くなると思いますよ。
ご自身や周りの人、あるいは気になる人の装飾やファッションの心理作用や効果に関しては
心理カウンセリングでご相談に応じます。