あなたに心の居場所はありますか? ~悲劇を未然に防ぐために出来る事~
私がボランティア養成講座を受けた時にとにかく言われて印象に残ったのは
声かけの重要性についてです。
実際に体験して感じた事でもありますが
車いすに乗って後ろから押されていると
突然方向を変えられたり段差を持ち上げられたりするとビックリするんですね。
移動速度にしても押してる人と車いすに乗ってる人とでは体感が違いますし
押してる人はゆっくり押してるつもりでも乗ってる人からは早く感じるので
何をされるにしても常に不安なのです。
ちょうど車高が高い車と低い車では
同じスピードでも運転速度が違うように感じるのと同じです。
自分の意思で移動してないため、まるでアトラクションにでも乗ってるように
常に何が起こるのか緊張感と不安で落ち着けません。
だからこそ車いすを押す人は常に声をかけ、安心させてあげる事が重要なんですね。
ただ向きを変えるだけでも、止まったり動かすような時にも
そんな些細な事までと思えるような事に気を配る必要があり
そうしてお互いの信頼関係を築いていく事が大切です。
でなければその人が気心がしれた人ならまだしも
関わって間もないような、あまりよく知らない人に押してもらうのは
例えボランティアの人だとわかっていても不安なものです。
行為に感謝するのとその人に不安を感じるのとは違います。
だからこそ声かけをするのは重要で
私も実際に自分で体験してそう感じました。
これは普段の人間関係でも同じではないでしょうか?
やはり相手の立場や気持ちを考慮し
お互い思いやりのある信頼関係を築いていきたいものですね。