自分がやらなければ誰かがやる法則

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:思考と考察・生き方を学ぶ

自分を構成しているものは自分一人ではない。
つまり自分なんて自分であって自分ではないのですから
自分のワガママをやめ、人のためにこそ生きるという意識で生きてみれば
今まで上手くいかない事に苦しんでた人生の流れが変わるかもしれません。

人は皆、自分の意志(自我)が強過ぎるから苦しいんですね。

それは決して悪い事ではありませんが
余りに自分の意志が強過ぎると、世の中自分の思ったようにはなりませんから
それが不平不満の苦しみへと変わってしまいます。

よくよく考えてみると、自分がやらなければと思ってる事は
別に自分がやらなくても誰かがやるんですから
そんなに力んで捉える必要はないのかもしれません。

自分じゃなくても誰かがやるだろうという心理は
トラブルの発生や自分に責任が生じる時など、あまりよくない事象の時に働く心理ですが
これは自然な人の心理であって、抗ったところで自分の意思では上手くコントロールする事は出来ず
悪意があろうとなかろうと、どうしても他の誰かがやってくれるだろうと責任逃れの心理が働くのです。

ではこの心理を上手く利用すれば、もしも何か自分に責任が生じたり苦境に立たされて苦しいような時に
必ず自分がやらなければならないと責任を感じて苦しまなくても
どうせ自分じゃなくても誰かがやるのだと、必要以上に悩まなくても強いプレッシャーから解放する事が出来るでしょう。

実際自分がやらないような事は(自分じゃなければ、やらなければいけないと思ってるような事は)
別段自分じゃなくても他の誰かがやってくれるものですし
それは誰に頼まれなくても自然の法則がそうなるように働いてるからなんですね。

例えばアインシュタインの相対性理論でも、アインシュタインじゃなければ他の誰かが発表したでしょうし
現にアインシュタインはこの世に居ないわけですから、他の誰かがいずれ真相に近づき、解明するのです。

自分に出来る事なんて自分じゃなくても他の誰かがやる。

この法則を利用すれば、責任というプレッシャーもいくらかは軽減出来るでしょうし
悩みや問題を解決しなければと全部一人で抱え込むような事もなくなるでしょう。

そこで大事なのは、だったら自分には何が出来るか?
自分にしか出来ない、自分でなければならない、“自分ならでは”を考える事。

でなければあなたじゃなくて他の誰でもいいなら
あなたがあなたである必要がなくなりますから。

責任や問題は抱え込まずに、あなたに出来る何かを私と一緒に考えていきましょう。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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