人はなぜ悪さをするのか ~人は同時に何かを出来ない事を利用して自分をコントロールする方法~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

人は本当に何もやる事がなくなると、やらなくてもいい余計な事をやり始めます。

やらなくてもいい余計な事とはたいていは悪い事(良からぬ事)であり
人が悪事をはたらく時というのはたいていは暇を持て余してるような時です。

つまり悪さをするような人は暇なんです。
他にやる事がないんです。
だから余計な事ばかりしたり世間を騒がすような騒動を起こしたりするんですね。

もちろん犯罪など動機があったり、全てが全て暇だからという理由ではありませんが
例えば暴走行為のように悪事や騒ぎを起こすのは、他にやる事がないからなんですね。
生きる目標もなければ生きる目的もない。

日々何となくその日暮らしで生きてるだけだから
別にやらなくてもいいような余計な事をやってしまう。

常に何かやる事で溢れてたらそれどころではありませんよね。

生きる目的だったりそんな事をしてる余裕はない状況にあるなら
一生懸命それをやり続けるはずです。

ところが人は暇を持て余すと途端に悪さをするようになります。

それは他にやる事がないからに他ならず
やむなしにそれをせざるを得ない状況がそうさせてるだけで
やる事さえあれば人は思い付きで悪事をはたらくような事もありません。

ついつい食べてしまうのでもそうです。

他にやる事がないから食べてしまう。
時間に追われてたり他にやる事があれば食事どころではありませんから。
必死で食べながら何かに一生懸命打ち込んでる人なんて見た事もありません。

最初にも申しましたが、それだけが全ての原因ではないですが
自分をコントロール出来なかったり悪さばかりしてるような人には
何かに取り組んだり打ち込めるような、やる事を与えてみてください。
暇を持て余さないようにしてみてください。

あまりやる事が多くて時間に追われるような状況が続くと
今度はうつ病などの弊害に繋がってしまいますから
適度にバランス良く取り組める何かを見つけてくださいね。

するとたちまち自分の中から活力がみなぎって来るのを感じられると思いますよ。

本当に何もする事がないという方は
日常の中で面倒くさいと思えるような行動をわざわざするようにしてみるのも良いかもしれません。
(あえて効率の悪いやり方でするようにする)

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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