心理カウンセリングの現場から訴える、情操教育の必要性と重要性 ~人生は常に学びである~
教育というと、つい勉強や大学受験に結びつけてしまう方も居ると思いますが
教育とは子供に勉強させる事でも大学に入学させる事でもありません。
よく教育の目指すところとして、東大への合格が成功や最終目標のように言われますが
東大に入学したところで親として教育の務めを果たしたわけでもありませんし
何の成功を収めたわけでもありません。
果たして東大への合格が子育てでの成功なんでしょうか?
東大に入学させたからここまでで教育は終わり、もう一安心だなんて、そんなバカな話はありませんよね。
子供にとって必要な教育とは勉強や試験への合格ではなく、心を育む事。
大学入試が教育だと思って最終目標に掲げたり、勉強させる事が教育だと勘違いしていると
親は教育の務めを果たしているとは言えません。
勘違いも甚だしいわけです。
心を育むとは感性を育む事であり、感性を育む事によって人は自然に興味が湧くようになり
興味を持てば自ら学ぶようになりますし、誰かに教わらなければ(やらされなければ)何もしない人間ではなく
自ら積極的に学んで人から必要とされるような人材になるのです。
勉強だけ出来れば、勉強さえしてくれたらそれで人の役に立つような人間になるわけではありません。
人に言われなくても頭ではわかってても、多くの人が勘違いしてるように
教育とは勉強させる事ではありません。
勉強しなさい勉強しなさいとそれが教育だと勘違いしていると
命令系統だけが整った人格が形成されて
人に言われた事は素直に聞けても自ら考えて行動出来るような人間にはならないのです。
逆に言えば人に言われなければ何も出来ない人間に育ってしまう。
果たしてこれが教育なのでしょうか?
子供を動物のように飼いならすわけじゃないんですから
教育と飼育を勘違いしないように
ぜひお子様の豊かな心(感性)を育みたいものです。