心理カウンセラーを志される方へ ~現役カウンセラーの視点から~
カウンセリングを受けてみようかなと思っても
何を話せばいいのか、どう話していいのか
話すこと自体が苦手だとおっしゃる方もいらっしゃいます。
しかし心理カウンセリングでは
必ずしも無理に何かを話す必要はないんですね。
話す事がなくても話す事が苦手でも
カウンセリングを受けてみよう
そこから何かを得ようという気持ちが大事なんです。
実際心理カウンセリングでは何度かそういう場面に遭遇する事もありますが
沈黙もまた意味のある時間であり
自分との対話、心と心で対話する時間ですから
むしろ自分の心と向き合うためには必要な時間なんですね。
ずっとカウンセラーと話してるだけでは何も進展しません。
もし本当に何も話す事がなくても
そのお気持ちだけでお越しください。
話す事がなければ私がお喋りしてますし
実は私、喋り出したら止まりませんので
自分が話すより聞いてる方がいいという方でしたら
いくらでも喋り続けられるのでちょうどいいかもしれませんね。
ただし面白くなくてもいいならですけど。
ですから最初はただ聞いてるだけでもいいですし
そこで何か感じたら、感想でも何でもお話くださればいいんですね。
そうこうしてる内に、自分からも何か話したくなって来るでしょう。
当ルームでは心理カウンセリングにアートセラピーも取り入れてますから
お話が苦手な方でも気軽に利用して頂けますし
特に何か話せなくてもそれをキッカケにお話出来たり
絵を描くという一つの共同作業から
通常のカウンセリングでは得られない気づきを得られるかもしれません。
ただ当ルームのアートセラピーは芸術療法がメインの本格的なものではなく
カウンセリングのプラスアルファやツールとして取り入れてるものなので
本格的なセラピーをお望みの方は
アートセラピーがメインのルームをお探しになるのをオススメします。
私もお世話になった、芸術療法に力を入れてらっしゃる
りんく・りんく京都の金崎(かねさき)先生のアートセラピーは
セラピー効果も高くてオススメです。
とにかく心理カウンセリングは
頭で考えて理屈や知識で受けるとあまり効果が無いどころか逆効果になりますから
要らぬ先入観は捨てて、素直な心で受けてみてください。
同じ考えるならそうやって受けてみてから
いろいろ考えてみるのがいいでしょう。
今抱えている悩みに取り組んでいく事が最重要。
その一つの手段として心理カウンセリングがあるだけですから
心理カウンセリングだけが全てだと考えなければ
失敗したらどうしようとか何をどうすればいいんだろうと難しく考える必要はなく
とにかく自分の気持ちを信じて受けてみてくださいね。
心理カウンセラーが何か力になってくれるはずですよ。
一緒に向き合っていきましょう。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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