ほんとにただの無神経? ~遠慮なく物を言う人、言える人の心理構造~
夫婦関係に亀裂が生じるような事例はいくつもありますが
良い夫婦関係には必ずと言っていい程
適切な距離があります。
良い夫婦に限らずどのような関係にも言えますが
余りに距離が近過ぎると、親密であれば親密である程
人は相手に対して支配的になってしまうんですね。
これは相手に対して心を開いてる証拠ではありますが
心を開いてるがゆえに、もっと親しくなろうとして距離が縮まった分
この人は自分の事を理解してくれるだろうと勝手に勘違いしてしまうからです。
しかしいくら距離が縮まったところで(心を開いたところで)
相手が理解してくれるとは限りません。
もう少し砕けた言い方をすると
もっと親しくしていいんだと勝手な思い込みにより、距離を縮めた事によって
無意識に相手の中に踏み込み過ぎてしまい
段々遠慮や感謝を忘れ、馴れ馴れしくなってしまうからなんですね。
そしてこの事が、何でお前は自分の言ってる事がわからないんだと
段々支配的になって相手を束縛するようになったり、DVやストーカー化する原因になるわけです。
良い関係には適切な距離があると言いましたが
あくまで適切な距離であって
親密だといけないという事ではないですし
どれくらい近いか遠いかといった程度の問題ではありません。
近くても遠くても
それが両者にとって適切な距離であれば良い関係を築けますし
自分の一方的な距離の取り方をして相手との距離が適切でなければ
やはり関係はこじれてしまいます。
付き合い始めや新婚当初は相思相愛だったのに
いつの間にか相手の存在が目障りになってしまう現象も
実はこうした相手との距離感に問題がある場合があります。
良好な関係を続けたければ
近過ぎず遠過ぎず、適切な距離の中で付き合うようにしてみてください。
それにはまず、相手との距離感を見極める必要がありますから
この距離感の見極め方は心理カウンセリングを通して見させて頂き
あなたにとってどのような距離が適切なのか
距離の取り方のコツをお教え致します。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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