人間関係が上手くいくコツは、相手を知り過ぎない事
人間は何かと手続きが多い生き物です。
何をするにもいちいち手続きが必要で
非常に手間がかかる生き物なんですね。
例えば人の話を聞くのでも
素直に聞けばいいのにああだこうだと理屈を付け
それは正しいかどうか、本当に間違いはないのかと確認作業を踏まえ
自分が納得するための手続きをいちいち相手に要求しないと
まともに話も出来ないのです。
そのやり取りだけでかなりの時間を費やし
結局何が言いたかったのかも忘れ、段々どうでもよくなってしまうんですね。
この手続きの積み重ねが段々信頼関係に繋がっていくのですが
この手続き(相手にとっては課題)が多ければ多いほど素直じゃないとされますし
やはり信頼関係が出来てる人から言われるのと
いきなり初対面の人から言われるのとでは
例え同じ事を言われてたとしても、受け止め方や信頼性が違います。
信頼関係が出来てこそようやくまともな交流が出来るのに
信頼関係も築けてないのに相手に何をどう言ったところで
自分の思うようには伝わりません。
それどころか、下手をすれば反感を買うだけになってしまうでしょう。
この事からもわかるように
まずは信頼関係を築く事がどれだけ重要であり
信頼関係無くしては、まともに交流する事も出来ないんですね。
例え言ってる事がどれだけ正しくても
そこに信頼がなければ、真意が捻じ曲がってしか相手に伝わらないからです。
それくらい信頼関係は大事だという事ですし
信頼性によって、ずいぶん影響力も変わって来るのです。
だからといって何でも信頼信頼と、相手に手続きばかり要求していると
今度は自分が誰からも信頼されなくなってしまいますから
このような無駄に多い手続きをいかに省くかによって
相手との信頼関係もスムーズに築く事が出来ますし
人間関係そのものを豊かにする事も出来ます。
無駄な手続きを減らす。
これは物や部屋を片付けられない脳の仕組みと
その人を取り巻く人間関係の築き方とも密接に関わっています。
(例えばゴミ屋敷の住人と周辺住民との関係を見れば顕著。整理や処理能力との関係も)
自分が人に要求している様々な手続きを見直す事によって
周りの人との関係も改善していけるようになりますから
何かと面倒な手続きは極力省くようにしてみてはいかがでしょうか。
自分がどんな手続きをしてるのかわからなければ
心理カウンセリングで客観的に見させて頂きます。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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