人が変わる唯一の方法
人は自分さえ我慢すればいいと思う事に、お金は使えないんですね。
例えばどこか体の具合が悪くても
直ぐ病院に行けばいいのになかなか行きません。
ギリギリの限界まで我慢しようとするんですね。
健康診断のような定期検診だってそうです。
無料であってもなかなか受けないのに
そんなとこにお金を出してまでは行きたがりません。
どこか悪くても、自分がちょっと我慢すればいいからです。
例えば食べ過ぎでお悩みの場合でも
結局食費などでお金がかかったりするのに
自分のお腹を満たす(欲求を満たす)事にお金は使っても
悩みそのものを改善しようという事に対しては、お金を使いたくないんです。
お腹を満たすためにお金を使わずにはいられないけど(我慢出来ないけど)
精神的にしんどいだけなら、自分がちょっと我慢すればいいだけだから。
このように自分が我慢すればいいだけの話に、人はお金を使いたくないんです。
トータルで見た時の利益や損失よりも
その時に湧き起こる欲求には勝てないからです。
つまり人が何にどうお金を使うか、あるいは使わないかというのは
自分がその事に対して、我慢出来るかどうかという事が言えるんですね。
我慢出来なければお金を使いますし
我慢すればいいだけの事に、人はお金を使いたがりません。
ちょっと我慢すればいいんだから、そんな事にお金を使いたくないんです。
これを逆に考えてみると
自分がお金を使うような事(その対象)に対しては
自分にとって物凄く価値のある事だと言えるんですね。
つまり、例えそれがどんな対象であったとしても
そこに自分のお金を使う事で、それだけでそこに価値が生まれるという事です。
これを一般的には、付加価値と言います。
付加価値というと、何かサービスを提供する側が用意するものだと思われがちですが
一見自分にとって何の価値もなさそうに思うような事でも
それにお金を使うだけで、自ら付加価値を持たせる事だって出来るんですね。
つまり投資するという行為自体が、自分にとって何か意味のあるものへと変えていけるんです。
だからといって何でも投資すればいいわけではないですが
自分のためになるような自己投資なら
勿体無いとか言って我慢せず
自ら自分に価値を与えてみてはいかがでしょうか。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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