20年の節目で心を繋ぐ、阪神淡路大震災 ~悲しみと絶望から救ってくれたのは人の力~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:思考と考察・生き方を学ぶ

思えば20年。
阪神淡路大震災からもうそんな月日が経つんですね。

震災発生当時から街は様変わりし
今では何事もなかったかのように
見た目にはすっかり復興を遂げました。

まだ当時の記憶をはっきり思い出せますし
あれだけ大きな自然災害に見舞われたのは生まれて初めてでしたから
衝撃だけで言えば東日本大震災を上回る程でしたよ。

そこへ来ての、阪神大震災を体験しての東日本大震災でしたから
その痛烈な痛みは身に沁みて感じています。

しかも東日本大震災の場合は
3年以上経った今でもまだまだ復興を遂げたと言えない状況であり
果たして復興が進んでるのかどうかの実感もありません。

そう思えば阪神大震災の時は復興が早かったですね。
阪神大震災の場合は津波被害はなかったものの
驚くべき復興のスピードに、これが人の力かと思いましたもん。

そうか、東日本大震災の場合は原発事故の影響がありますもんね。
規模から何まで桁違いです。

しかし阪神大震災で被害の惨状を目の当たりにした時
本当に何が起こってるのか現実を受け入れられず
何だこれはと自分の目を疑うしかありませんでした。

私の住んでる地域は被災地程の大きな被害には遭いませんでしたけども
それでも大きな影響を受けましたし
阪神大震災の体験者として受けた衝撃、そしてその思いと悲しみは
今でもずっと心に刻まれています。

あの絶望の中で強く印象に残って憶えてるのは
自分たちの住む地域が壊滅状態に陥り
未来も何もなく心の孤立から私たちを救ってくれたのが
それこそ東日本や日本全国の皆さん
そして世界中の人たちからの温かい支援と声援でした。

まさかこんな自分たちを助けてくれる人が居る
頑張ってと応援してくださる方たちが居るだなんて
本当に救われるような思いで感謝の涙が止まりませんでしたよ。

そして東日本大震災の時
今度は私たちがその恩返しを、何か出来ないものかと
手と手、そして心と心を携えて一緒に頑張りましょうと
今でも何か自分に出来る事はないかという思いでいます。

人は生きてて、他の人の支えって必ず必要ですよね。

絶望の中にあっても希望と勇気をもらい
そして今こうして20年が経ち、見事復興を遂げられたんですもん。

まだまだ震災の傷は癒えてないですよ。
ですがあの時受けた経験を活かして
私たちはこれからの生き方、そして人生を共に考えていきたいものです。

阪神大震災から20年の節目になった今
新たな気持ちでスタートを切りたいと思います。


1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災
黙祷


京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



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