心の負担が軽減される仕組みの解明と解説 ~知識と経験による、脳機能の自動プログラム化~
“天才は天才である事にすら気づかない”
これはどういう事かと言いますと
周りが天才だと称賛するような人は、自分が天才だなんて思ってないんですね。
本人は自分が天才である事なんて自覚してません。
厳密に言えば自覚出来ないものなんですが
本人は自分が天才だと証明しようとしてるのでも
周りに認めさせようとしてるわけでもなく
ただ自分のやりたい事をやりたいようにやってるだけなんです。
全部自分が基準であり
何も他の人のためにやってるのではありません。
だから本人は自分が天才だなんて自覚してませんし、自覚する必要もなく
他人には簡単に真似出来ないからそれが周りには天才的に映るだけであって
本人にとっては自分が天才であるかどうかなんて関係なく
ただひたすら自分の基準で自分が出来る事をやってるに過ぎないのです。
周りは天才だと称賛するような事でも
むしろ本人にとってはさほど困難でも何でもないわけですね。
自覚がないとはそういう感覚がないという事。
そう、自分が天才だという感覚がないままに
平然と偉業でも何でもやって退けるもんですから
他の人から天才だと思われる一方、自然に態度が大きくなり(他人から見て)
それが自慢のように映ってしまう事もあります。
もちろん本人にそんな自覚はありません。
何せ自分が天才だなんて思ってないのですから
別に偉そうにするつもりもなければ自慢してるつもりもないですし
ただ感覚がないってだけで、他人からすればその態度が大きく映ったりするのです。
自分では自然な態度で普通にしてるつもりでも
他人は認めてくれません。
そもそも天才かどうかなんて他人が判断する事であって
本人の意識とは関係なく、天才だろうと偉そうな態度だろうと
もはや自分の意志ではどうする事も出来ないんですね。
その人を天才だと決めるのは全部他人の判断であり、相手次第だというわけです。
自分が何か天才的な事をやろうと思って天才的な事が出来るわけではなく
ここまでが天才でここからは天才でないだなんて基準もありませんし
その判断も人それぞれですから
オレは天才だと豪語してるような人は、自分で自覚して言ってるわけではありません。
ですからもし他人から天才だと称賛されたいなら
自分の中で何が?こんな事が?と思ってるような事を突き詰めれば
もしかしたら他人から天才だと思われるかもしれませんよ。
しかしその場合でも
あくまで人によって評価は変わりますけどね。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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