京都新聞社会福祉事業団「ともに生きる」フォーラムについての感想

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:思考と考察・生き方を学ぶ

先日11月24日に開催された、京都新聞社会福祉事業団設立50週年記念
「ともに生きる」フォーラムに参加した時の感想ですが
講師は藤原紀香さんもとい、島田妙子さん(ご本人談)と
吉永小百合さんもとい、川村妙慶さん(ご本人談)を迎えての講演でした。

とまぁこのように軽快なジョークから始まったフォーラムですが
まずは島田さんの虐待防止に向けてのお話があり
ご自身の体験や虐待を取り巻く状況をお話になりました。

虐待防止に向けて、具体的にこうしていきましょうというような話ではなく
虐待を受けてる子供はもちろん、虐待をしている親に目を向ける事で虐待防止に繋がるんだと
一般的な観点とはまた違った視点からのお話をされていて
私も普段から、問題は誰か一人の問題で起こってるのではないと言ってますし
全くその通りであると思いながら耳を傾けてましたね。

続けて川村さんのお話でしたが
川村さんは真宗大谷派の僧侶の方で、新聞紙面などでコラムも執筆されてますし
ご存じの方も多いと思います。

川村さんは今を豊かに生きるためのお話で
日常の人間関係を例に上げて面白おかしくお話され
ご自身の生い立ちやホワイトボードを使った解説もあり
なるほどそうだなぁと感心しながら聴かせてもらいました。

それぞれの講演が終わり、最後はお二人を交えてフォーラムの感想など述べられたのですが
ここをもう少し詳しく、お二人それぞれの想いやこれからについてのお考えをお聴きしたかったのに
講演を終えての感想程度に留まったのが少し残念に思いましたね。

せっかくともに生きるを掲げて記念したフォーラムなのに
どちらかというと講演がメインだったように感じたのが素直な感想です。

とはいえ、有意義な時間だった事に違いはなく
虐待防止や今を豊かに生きるために、心理カウンセリングの参考にもなったと思いますし
社会がこの問題をどう見ているのかも知れた、貴重な機会に参加させて頂きました。

まだまだ私の取り組みなんか足元にも及びませんが
私もこのテーマと同じ想いですし、今後もより豊かな社会に向けた活動を続け
少しでも悲しいニュースが減るような努力をしていきます。

心理カウンセリングでは虐待してる人でも責めません。

島田さんのお話にもあったように、虐待してる人にこそ向き合い
一緒に手を携えてこの問題の解決に繋げていきましょう。

一人一人が認め合える豊かな社会を
ともに生きるをテーマに掲げた今回のフォーラムのように
皆さんで一緒に作り上げていきたいですね。


京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



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