人はなぜそんなに他人の事が気になるのか? ~芯のある人が持っている、強さの秘密~
例えば赤ちゃんを見ればわかると思いますが
赤ちゃんは周りの反応によって様々な事を学び
いろんな事を吸収しながら成長して行きます。
これは大人でも同じで
周りの反応無くして、人は学ぶ事も成長する事も出来ないのです。
自分一人では何に気づく事もありません。
自分の起こした行動に対して、他者が何らかの反応をする事によって
それが何なのか、どういう意味を持つのかがわかり
これら学びを通して周りの人たちとの関係を築き
そして自己を形成して行くんですね。
性格とか何だというのは、遺伝子なんかで決まってるのではなく
周りの反応と、その吸収の仕方によって決まるのです。
もちろん遺伝子の影響も一部ありますが
結局自分が何をどう学びどう成長して行くかは
周りの環境と(反応の仕方)、そして最後には自分次第だという事ですね。
ですから教育とか人に何か教えるには
まず自らがしっかり学べてないと未熟な反応しか出来ず
十分に教える事が出来ません。
更に言うと、赤ちゃんは問題を他人のせいにはしませんよね。
全部自分で考え、自ら積極的に学んで成長しています。
この原理は大人も同じなのに
人は大人になると、何でも他人のせいにして学ぶのを止めてしまうのです。
だから何にも気づけない。
例えどんな反応だったとしても、せっかく周りが反応してくれてるのに
そこから学ぶ努力を自ら怠ってしまっては
何でも自分勝手のワガママで、独り善がりな人生になってしまいます。
これでは豊かな人生とは程遠いですね。
学びは人生を豊かにしてくれます。
ただし自ら学ぼうとしなければ
自分の周りで何が起こってるのかわからず
自分は何がしたいのか、何をやってるのか
自分の生きてる意味がわからずに
ただ目の前で起こってる事や周りに振り回されるだけの
しんどい人生になるのは言うまでもないでしょう。
心理カウンセリングでは、なかなか日常では気づきにくいこれら反応を
客観的な視点から意識的に気づいていけるように
自己洞察や認知行動療法などを通して学んで頂きます。
学ぶといっても学習ではありませんので
何か勉強しなければいけないのかとご心配なさらずに
赤ちゃんが自然に成長して行くような感覚で受けて頂ければと思います。
心理カウンセラーとの交流を通して
自分も人に良い影響を与えられる存在に成長していってくださいね。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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