人は自分の心理にはあらがえない。だったら心理学を上手く利用してやればいい
これまで心とは感覚であるとお話して来ましたが
実は心の交流においてスキンシップが有効な理由もここにあります。
お互い触れ合う事で、自分という感覚を認識出来るから。
そして同じ“感覚”というものを共有出来る、相手の存在を確認出来るからです。
感覚のない、例えば空間のようなものに
人の温もりみたいな感覚を感じる事はありませんし
そこに優しさを感じる事もないでしょう。
(つまり、自分も他の存在も、何も感じられない)
リストカットなどの自傷行為も、自分が自分であるという感覚がないからこそ
自分という感覚を確かめるために行われるのであり
決して死にたいとか自殺目的でされるのではありません。
いわば生きたい意志の現れなのです。
ですからこのように自分という感覚がない人に対しては
やめるように説得するのではなく
スキンシップなどで優しく触れてあげてください。
単なる接触ではなく、心と心の触れ合いです。
そうして感覚を取り戻してあげると、自分の存在や生きているという実感が湧いてきて
心の交流を繰り返してる内に、心豊かな人生を生きられるようになるんですね。
そこに余計な言葉は必要ありません。
感性を磨く事で心豊かな人生に繋がるのですから
アートに触れたり携わる事でもどれだけ心が豊かになるか
もはや説明するまでもないでしょう。
これまでを振り返っての余談ですが、例えば視覚を失ってみてください。
それだけで感覚が変わります。
聴覚を失ってみてください。
やはり感覚が変わります。
たった一つ感覚を失っただけで
感じ方が、つまり自分の生きてる世界がまるっきり変わるのです。
だからこそ、この自分という感覚をどれだけ豊かに出来るかで
どれだけ心豊かな人生になるかもおわかりになると思います。
どうか感覚を大切にしてください。
自分という感覚を研ぎ澄ますのです。
そして心を磨いてください。
そうすれば必ず心が豊かになります。
人生が豊かになります。
心豊かな人生とは、自分の感性によって大きく左右されるのです。
貧しいとか環境がどうのなんて関係ない。
心理カンセリングを通して、心理カウンセラーを通して
自分の感性を研ぎ澄ましてみてください。
きっとこれからの人生が大きく変わるでしょう。
心が豊かになるでしょう。
あなただけの心の居場所をご用意してお待ちしてますよ。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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