心の負担が軽減される仕組みの解明と解説 ~知識と経験による、脳機能の自動プログラム化~
好きな人、気になる人の事はもちろん、愛する人の事なら尚の事
もっとその人の事を、何でも知りたいと思いますよね。
別に好きなら好きで良いはずなのに
なぜ相手の事を知ろうとするのでしょうか?
知るとは何でしょうか?
相手を監視して、行動の全てを把握する事?
秘密にしてる事でも何でも全部暴く事?
知る何て言ったら情報みたいな事ばかり考えてしまいますが
人を知るとは何か?
それは理解する事に他なりません。
相手の事を理解する。
これが人を知るという事なんですね。
ではなぜ人は人を理解したいと思うのでしょうか?
実はそんな事に特に深い理由はなく
理解する事は幸せになれる事だと
人は本能で理解してるからなんですね。
理解する事は幸せに繋がる事を、本能でわかってるのです。
だから人は自分の好きな人の事を知りたいと思いますし
愛する人を理解しようと一生懸命になるのではないでしょうか。
そもそも考えてみてください。
夫婦関係でも仲が悪いような人間関係は
相手を理解しようとしてなかったり
理解する事を止めてしまった関係ではありませんか?
人は成長しますし、いつまでも同じ状態ではなく
常に変わって行ってるのです。
なのにどうして理解を止めてしまうんでしょうか?
1回理解すれば、一つ理解すれば
もう理解する事なんてないとでも思ってるのでしょうか?
このような冷めた関係に見られるすべからくは
相手に対する理解を止めてしまった
あるいは理解しようとしていない実情があります。
つまり人は、理解なくして円満な関係は築けないんですね。
逆に言うと、理解する事は人間関係を円満にする
唯一の方法だと言えるのです。
知る事と理解する事とは違います。
理解とは直ぐに出来るようなものではありませんが
お互い理解する事で円満な関係を築く事が出来ます。
理解を止めれば幸せから遠退き
理解する事は幸せに繋がるとなれば
相手の事をうっとしいと煙たがるばかりで理解しようとしないのは
自ら幸せになるのを手放してるようなものです。
やっぱり人間、わからないというのは不安や恐怖でしかないのです。
だからこそ相手の事を知り、理解する事で
それが安心感にも繋がり、そういう事なんだねと相手を受け入れる事が出来ます。
好きな人の事を知れば知るほど嬉しいですし
もっと深く理解出来たら、それだけで幸せですよね。
その大好きな人が自分の事を受け入れてくれたら、最高に幸せじゃないですか?
相手の事を知りたいと思うのは単なる自分の欲求ですから
知るだけではダメなんです。
理解しないといけないんです。
そうすればいつまでも幸せで円満な関係が続くのです。
相互理解。
それは互いにとっての幸せです。
その代わり理解するのはしんどいですよ、苦しいですよ。
並大抵の努力で出来るものではありません。
また、理解を止めてしまったら幸せもそこでおしまいです。
冷めた関係とはどんな関係でどういう状態であるか、今一度考えてみてください。
相手を互いに理解する事。
これは好きな者同士に限った話ではなく
どのような人間関係でも言える話ですよ。
人を理解する事は自分の幸せに直接結び付くのです。
例え相手が自分の苦手な人でもね。
そして相手に自分の事を理解してもらおうと思ったら
自分もまた自分の事を理解しておく必要があります。
自分が自分を理解する。
これが本当の相互理解なんです。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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