フラットに考える訓練法

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:思考と考察・生き方を学ぶ

どうも自分は悩みやすいという方は
物事をフラットに考える能力というのか
そういう訓練をするのは必要だと思います。

つまり私がいつも言ってる
生き方を学ぶ訓練ですね。

学ぶ=勉強=テストに合格するものというように考えてると
何だかわずらわしい、難しいと思われるかもしれませんが
生き方を学ぶとは学力の向上ではありません。
そして生涯学習ともまた少し違ったものです。

年齢や性別に関わらず
どんな時でも、どんな事からも
学ぶ姿勢って大切だと思います。

子育てなら子供から教わる事も沢山ありますし
学校に通えばもちろん学べる事は沢山あるでしょう。
社会へ出てからも、これで学びが終わったなんて事はありません。
むしろもっと学べる事は増えてきます。
定年退職でもすれば、そこからの人生をどう生きるのか
人間死ぬまで学びの連続なんです。
たかが100年ぽっち生きたところで、全てを学び尽くすという事はありません。

生き方を学ぶとは、学問のように専門分野に分類されるものではないんです。
生きている事がすでに学びであり
学ぶのをやめた人、諦めた人、学ぶ姿勢のない人は
やはり悩みの中に囚われた人生を送ってらっしゃいます。

このように書いてても、ただ字面を読んでるだけで
自分に関心ない事として見ていては何のためにもなりません。

学ぶ学ぶと言っても
あまりに広域すぎて何から何をどう学べばいいのかわかりません。

しかしそれは、やはりどこか学ぶという事を
受験勉強のように考えてるからかもしれませんね。

生き方を学ぶとは、学習するというよりも
訓練するもの、訓練して鍛えられるものと考えていいでしょう。
学習したところでそれを活かせなければ
本当の意味での学んだとは言えないのです。

これは何もメンタルトレーニングといった
特定の分野に限ったものではなく
人の営み全てに通じるものなんですね。

自分の考え方のクセを知り
これまでの偏った考え方からフラットに考える訓練をするんです。
悩みの渦中にいるときは
いかに自分を中心とした考え方から客観的な立場で考えられるか。
このように考えられる訓練をするんですね。
そうすれば悩みに立ち向かっていけるようになるんです。

何でこんなに悩み苦しまなければならないんだと
何の手も打たずに一人で悩んでるだけでは
そこから良くなっていくはずはありません。
苦しみから脱したいと思うなら
やはり自分から何か手を打っていかなければなりません。
いつまでも傍観してるだけだから何も良くならないのです。

犯罪被害だってそうです。
被害に遭ってるのに何もしなければ
相手の良いように好き勝手されるだけです。
もし被害に遭ってるならやられたい放題でほったらかしにしますか?
何か手を打つでしょ?

それと同じです。

悩みでもほったらかしにしてて解決するなんて事はないんです。
手を打ってこそようやく解決へと繋がっていくんですね。

学びに終わりはありません。
あなたが自分で勝手にやめたときが終わりなんです。
そして学びと悩みは紙一重だという事も憶えておいてください。
目標達成や解決に向けて積極的に取り組むのが学び。
ただ頭を抱えて考え込むだけなのが悩みです。

学びはあなたが思うときにいつだって再開できます。
その意識を持つ事が、まずは生き方を学び始める最初の一歩であります。

あとは何からどう学んでいくか。
学ぶ姿勢があれば、段々と物の見方や視野が広まってきますから
自然に悩みや問題とも向き合えるようになってくるんですね。

まず何を学べばいいのかわからなければ
私の言ってる事でもこのコラムでもよく読み直してみてください。
日常の生活に目を向けて、今までとは全然違った
フラットな視点で〝なぜか?〟を考えてみてください。

考える力を身に付けるのです。

もし考える力が弱っていて何も考えられないなら
それこそ自分一人で考えようとするんじゃなく
生き方を学ぶために行動してみてください。

ダメだと諦めたらそこが終わりなんですよ。


京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



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