自分の意思こそが心を生み、行動によって心は変わる

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

心って私は、一つには意思のようなもの、あるいは思考する事であり
つまりそれぞれが担う役割の事なんじゃないかなぁと思います。

心と言うと、人間の感情とか気持ちを司ってる部分
またはそのものであるというように思いますけども
もちろんそれが違うだなんて思いません。

何かこうしよう、こうしたいと思って
意思を持ってその事に向き合う。
一人一人がこうした意思を持って取り組んでいる事がそれぞれの役割となり
その動機なり行動そのものが心なのではないかと思うんです。

感情とか気持ちといったものはそれに付随してるだけで
意思を持って取り組んでるからこそ“心”が生じるのであり
そこに何の意思もなければ、特に心が生じるような事もないのではないでしょうか。

つまり人が感情的になるのは
元々心があるからというわけではないという事。
人間興味も関心もなければ、それが気にならないのと同じですね。
そしたらそこに心は生じない。

何か気になるからそこに感じるものがあり
感じるものがあるからその事に取り組む。
その中で心が生まれるんじゃないかなぁと思うのです。

人を愛するのでも、この人を愛したいという心が先にあって愛するのではなく
それぞれの役割の中で、相手と接していく内に段々と愛情に変わっていく。
つまり愛という“心”が生じるのだと、このように思うわけですね。

ですから心が何であるかというのが大事なのではなく
自らの意思によって、行動によって、役割によって
心は様々な形に変わっていくんじゃないかなぁと私は思います。


京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



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