なぜ怒られるのかわかってない人がしている、普段の態度

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:人間関係・コミュニケーション

学校や職場など、どんなシーンにおいても相手が誰であろうとそうですが
人に何か物を教えてもらってるのに
何をブツクサ途中で喋る事があるのでしょうか?

人に何か教えてもらってる時は、疑問があっても最後まで黙って聴くものです。
相手の話を途中で奪ったり口を挟むような聞き方をしてるから
(つまり“聴く”という事が出来てないから)
相手の言ってる事の本質をいつまでも理解出来ずに
何回も同じ事を言われなきゃならないんです。

そもそも相手の話をしっかり聴かないで
どうやってまともな質問をする事が出来るのでしょうか?

人の話は最後まで聴いてこそ
その内容に対して的を射た質問をする事が出来るんですね。
人の話を途中で遮っていては
何を質問していいのか、質問する内容すらわからないはずですよ。

そんな途中でするような質問は
自分が安心したいだけの、自己満足の質問なんですね。
ゴチャゴチャ言われるのが嫌なんです。
言われなくてもわかってるような事は聞きたくないんです。

自分ではわかってるつもりでも
客観的に見て自分では気づいてないような事を教えてもらってるんだから
過剰に相槌してみたり、ちゃんとわかってますよアピールか何か知りませんけど
わざわざそんな事を主張する必要はありません。
むしろ黙って最後までしっかりと聴くべきです。

そうでないと自分のためになりませんし
果ては相手との信頼関係にも影響するのですから。

もちろん時と場合にもよりますけどね。
その辺は柔軟に対応していただければと思います。

いずれにしても人の話に
ハイハイこういう事ですねなんて途中で口を挟むのは
相手にとってはバカにされてる行為でしかありません。

人にせっかく教えてもらってるのに
そのような態度ではもう教えてやるもんかと
普段の接し方やコミュニケーションにも影響してしまいますよ。

私はコミュニケーションの本質は“態度”であると言ってますが
普段自分のしている態度を振り返ってみてください。
相手を不愉快にさせるような態度を取ってないでしょうか?

人に物を教えてもらってる時は下手に話を遮らないで
途中で質問があっても慎むように心がけてみましょう。

話は最後までしっかり聴いてから
それから何を質問すればいいかとか
そこからようやく考える事が出来るんですね。

心理カウンセリングがまず聴く事(傾聴)を重視してのは
まさにこの原理に則ってるからであります。

まずもって何か人に教えてもらおうと思ったら
本来はお金がかかるわけです。
タダで教えてもらおうだなんて虫が良すぎます。

それをタダで教えてもらってるんですから
例え怒られてるにしても感謝するべきなんです。

そりゃもちろん言い方とかはありますけど
相手に物を教わってるんですから
本来はこっちがお金を出さないといけないんです。
これが仕事上の話だと、お金を出すどころかお金をもらってるんですよ?
お金を頂いて物まで教わってるんです。
贅沢な話ですよほんとに。

怒ってもらえもしなければ
自分のどこが至らないのか知る由もないですからね。

最後は説教じみてしまいましたが
まずは聴く態度で、相手の話を最後まできちっと聴いてみてください。

そうすれば相手が何を言ってるのか
自分が何を質問していいのか、どんな質問をすればいいのかも見えて来るでしょう。

最後まで聴いてもわからない事が多いんですから
最後まで聴かずにわかる話や質問出来る事なんてない事を知り
ぜひ普段の態度を改めてみてはいかがでしょうか。


京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



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