どこまで掃除が行き届いてるかで、心の視野の広さがわかる

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

掃除の出来る人は、物事や気持ちを共有する事が出来る人なんですね。
掃除の出来ない人は、何でも独占したり専有しようとする人です。
どちらが良いか悪いかではなく、心理学のお話ですよ。

まず掃除の出来る人についてですが
人と何か分かち合ったり、一緒に感情を共有しようとする傾向があります。
あまり独占欲はありません。

そして掃除をしようと思う範囲(意識の及ぶ範囲)によって
心の広さも比例するのです。
心の広さというより、心の視野の広さといった方がいいかもしれませんね。

本人は無意識なんですが、例えば街の清掃。
家の中や部屋の中など、限られた範囲の掃除なら誰でもすると思います。
しかし街中のような広い範囲の掃除というのは
皆でキレイにしようという共有意識が強いわけですね。
だから街全体を掃除の対象として見ています。

自分だけじゃなく皆のもの、皆でキレイにするという意識が強いのです。

この心理が共有意識や心の視野の広さに繋がるんですね。
(心の視野が広いから心の器も大きいわけではありません)

そして掃除の出来ない人ですが
基本的に自分の事だけ考えてる人です。

ですから自分が気にならなければ掃除をする事もありませんし
気が向いても自分の身の回りの気になる所だけしか掃除をしません。

つまり、誰かと何か共有する意識が薄いんですね。
自分の意識する範囲でしか物事を見てませんから
その範囲外の事には手を付けようとも思いませんし
掃除やキレイにする事にも無関心なんです。

この、他人との共有意識の低さから
個人的な感情に走りがちで、物事を独占的に捉え
自分の事だけを考える傾向があります。
だからといってその人の器が小さいのではありません。

何度も言いますが、これは心理的な部分の話なので
どちらが良いか悪いかという話ではないですよ。
掃除に対する無意識の部分やその捉え方による心理的な傾向から
人それぞれの持つ、共有意識の範囲(心の視野の広さ)についてをお話いたしました。

キレイに掃除をしようと思う範囲によって
その人の心の視野がどれほど広いかが見えて来ます。

キレイ好きとか几帳面であるといった性格とはまた違いますので
あの人は掃除好きだけど心は狭いじゃないかというような話ではありません。
あくまで心の視野がどこまでの範囲を見渡してるかについてのお話です。
テリトリーのようなものだと思っていただければわかりやすいかもしれませんね。


京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



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