答えを一つに設定しないようにする

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:思考と考察・生き方を学ぶ

受験勉強や資格取得のための勉強など
世の中には様々な学習の機会がありますが
私はそのどれもが無意味ではないかと思ってます。

学習塾、講座、セミナー、養成所など、学校もそうですが
教科書やテキストに沿った学習方法というのは
全て答えに到達するためだけの勉強方法であり
実際の現場で活きた知識やスキルには結びつかないと思うんです。

少なくとも現在は結びついてないと思います。

要するに、ただの本読みになってしまい
そのどれもが用意された答えに正解するためだけの
現実には役に立たない学習方法であると感じています。
例え内容がどんなに素晴らしくてもね。

このパターンの時はこうすればいいなんてものは
現実で活用するためのものとしては通用しません。

私が今まで勉強してきたカウンセリングの勉強にしても
参考にしたり、自分なりに工夫したりはしますが
実際には役に立たないどころか
結局は用意された答えに到達するためだけの
パターン化された勉強方法でしかないんですね。

だからちっとも身に付かないんです。
活きたカウンセリングにならない。
こういう時はどう回答すればいいかとか
そういう事でしか学習しませんから。
答えありきになってしまってるんです。

やはり実践の積み重ね、経験こそが本物の実力だと言えますが
今日本にあるあらゆる学習システムで
私がこれなら!と思えるようなものは出会った事がありません。
全部試験に受かるためだけの(正解するためだけの)
学習方法だと思いますね。

それが成長に繋がるわけですし
全てが無意味だとは言いませんが
これでは試験にさえ受かればそれでいいという
一過性のもののような気がしてなりません。

結局はカウンセリングを受けるのでもそうですが
本を読んだり学習したり、参考にするのはいいんですが
ほんとに何か学ぼう、身に付けよう、改善したい、変わりたいと思うなら
自らの身を持って学ぶ事が一番だと思います。
本やコラムを読んでるだけでは役に立ちません。

例えばわかりやすい例で言えば
実際に作法を習う、茶道や華道、習字なんかは良いですね。
自分で見て、自分でやって覚えるものですから、活きたスキルが身に付きます。

料理のレシピにしても
ただ本を眺めてシミュレーションしてたり
他人の作ってるのを見て勉強してるだけなのと
実際に自分で作ってみるのとでは、身に付くものが違います。

つまり、頭の中で思案してるだけのものは
結局現実には活かされないという事です。

試験に受かるという最終目標のあるものや
受かるために人から教えてもらうような
ベルトコンベア式の、ガイドラインとしての教育システムは
基本的に何の役にも立たないと思ってます。

学校教育も、ぜひこの点を見直していただきたいです。
試験に受かるためだけの学習方法なんか
何の役にも立ちません。

全てが全て無意味だとは言いませんが
本当に学ぶ姿勢を大切にした、活きた教育をお願いします。

ちなみに心理カウンセリングは
そういった意味では活きた、現場主義(悩み改善のため)の場であると
私は自信を持って皆様にご提供出来ますね。



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宮本章太郎(心理カウンセラー)

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