正々堂々と自分を生きる
自分でそういう風に意識して思ってるかどうかは別として
人は深く思い悩んでる時に
このしんどさや、こんなに深い悩みは
誰にも理解できないものだと思ってるんですね。
自分だけがこんなにツライ思いをしている
このツラさは誰にもわからないと
自分が一番の悲劇の主人公だと思っています。
自分で自分をそう仕立て上げているのです。
意識してるかどうかは別ですよ。
大抵は無意識の場合が多いです。
ですから、例えカウンセリングや悩みの相談事をしても
ほら、あなたにこの悩みが解決出来るもんならやってみろと
なぜか上からの心理的な態度で臨んでしまいます。
(何度も言いますが、自分でそう意識してるわけではありません)
自分に何とか出来ないものを
他の誰かに何とか出来るものかという思いがあるんですね。
自分を含めて、誰も信じられない状態です。
そんな時に、自分の心に響くような言葉をかけてもらったり
何か光明が見えるような事があった場合
自分には信じられない、奇跡が目の前で起こったわけですから
何の疑いもなくその対象を信じ込んでしまうんですね。
それが良いように作用すると、生きる気力を取り戻せる場合もありますが
悪いように作用すると、人生を狂わされる場合もあります。
心理カウンセリングはもちろん前者を目的としてますし
別に奇跡を起こそうとかそういった意図はなく
クライエントさんが自分を見失われてる状態なのを
本来の自分を取り戻してもらうよう
ありのままの自然体で、一緒に付き添っていく事に主眼を置いてます。
カウンセラーから、クライエントさんの人生をコントロールしてやろうなんて
そんな意図は全くありません。
とにかく深く思い悩んでらっしゃる方は
自分が一番の悲劇の主人公ですから
誰も何も信じられず、人の言う事にもまず反発します。
素直に受け入れられないんですね。
受け入れられないから、それについて考える事も出来ないんです。
まず拒否してしまってますから。
そしたらまずは、信じるとかどうとかではなく
まず素直に受け止めてみる事をやってみると
その事について自分で考える事が出来るようになりますし
相手に対して何とかしてみろだなんて、自分の悩みを人任せにはしません。
そんな風に反発して、自分の悩みを人任せにしてるからこそ
余計解決への道が見つからないんです。
それを、人のせいにしてると言ってるのです。
自分の問題なのに、他の何かが原因だと、問題をすり替えてるんですね。
これではいつまで経っても進展しないのはお分かりでしょう。
何でもまず反発するのではなく、素直に受け止めてみる事。
他人に解決してみろじゃないんです、自分の問題なんです。
反発したところで相手を感情的にさせるだけですし
それでまた自分の問題を人のせいにするという悪循環が始まりますから
そうやって最初から投げやりにならず、自分自身を振り返ってみる事が
まずは必要な事ではないかなと思います。
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