正々堂々と自分を生きる
人のメンタルなんてものは、そんなに強いものではありません。
その時の状況や状態によって、とても影響されやすいものなんですね。
健康に不安があり、仕事もしてない、働き口も見つからない
その上借金を背負ってるし、親の介護もしている
生活も苦しく、頼れる人も誰もいない。
こんな不安だらけな状態の時に
たまたま受けた健康診断で、ガンが見つかったと知りました。
この時の精神的ショックは大きいですし
自暴自棄になってとんでもない事をするかもしれない。
絶望感によって自殺を考えるかもしれない。
心が不安な時に、更にストレスが加わると
とても耐えられるようなものではないんですね。
弱ってる心に追い打ちをかけるだけで
人格まで壊れてしまうような大きな影響を受けるのです。
心が常に不安だらけだと、どうしてもストレスを受け止めきれません。
心が前向きになるはずがないんです。
そんな状態を少しでもストレスと向き合っていけるようにするのが
心理カウンセリングの役割です。
たしかに心が不安で、大きな悩みを抱えてる時は
そんな事で良くなるはずがないと思ってるかもしれません。
そりゃそうです。
今も不安だらけで、この先も絶望しかないんですから。
そんな時に他人の言葉なんて、何の気休めにもなりませんよね。
他の人からすれば、しょせん他人事でしかないですし
じゃああなたが何とかしてくれるのか?
この状況を何とかしてくれるのかと言いすがりたいところです。
しかしそう思ってるような状態の時でも
心理カウンセリングは考え方を変えてしまうくらい
大きな効用があるのです。
もちろん心理カウンセリングも完璧ではありません。
現代医学でも全ての病気を治療できないように
手術をして絶対に死なないなんて言い切れませんし
同じようにカウンセリングで、絶対に良くなるとは言えません。
ただ、心の問題に対する心理カウンセリングの果たす役割は
非常に大きい事は間違いありません。
気休めでものを言いませんし
悩みを肩代わりしてあげるわけでもない。
他人事のようには思いませんけど、特別深入りするわけでもない。
それなのになぜか、いつの間にか希望が湧いてくる。
生きる目標が見えてくる。
それが心理カウンセリングなんです。
これはもうはたから見てると不思議でしかありません。
ちゃんと心理学的な理屈はあるんですよ。
でも悩みの渦中にいる時なんかは
展望も何も見えなかった心の状態が
心理カウンセリングによって将来に希望が持てるようになるんですね。
無理に信じろだなんて言いません。
先程もお話したように、信じられるような状態じゃないですもんね。
しかしそうではなく
どうせ生きる希望もない、生きてるのがしんどいのであれば
少しでもそんなお気持ちをお話ししてみませんか?
心を軽くしてみませんか?
カウンセリングを受けたところで、別にどうにもならないし
もう人生めちゃくちゃで、どうせ良くならないんだったら
せめて心だけは楽にしてみませんか?
あなたがどんな選択をするにせよ
最後はなるようにしかならないにせよ
そしたらせめて、心だけは軽くした状態で
なるようになりましょうよ。
どうせならという生き方が
あなたを変えると思いますよ。
ご意見ご感想、あなたのお聞きになりたい事をお聞かせください。
メールでけっこうですよ。
必ず目を通します。
また、こんなテーマで書いてほしいというご希望も
併せてお待ちしてます。
京都カウンセリングラウンジ http://kyotocl.web.fc2.com/
eメール kyotocl@gmail.com