交通事情に見る、悩みを抱える人の心理事情

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:思考と考察・生き方を学ぶ

ただ道を行き来する、通行するという行為ですが
そこから人それぞれ、悩みの事情も見えてくるんですね。

個人的にという部分もありますが
道を歩いてても、自分勝手な歩行者が多すぎます。
ほんとに目の前の事しか見ておらず
周りは全然見てません。

歩道でも実際に通行してみたらわかりますけど
周囲の安全確認もせず急に斜行したり、横断もしてきますし
道の真ん中をゆっくりと、フラフラしながら通行するんです。
自分しか見えていない。
まるで子供と一緒ですね。

他の人が気を付けつつ、ヒヤヒヤしながら通行しなければなりませんが
そういう人がどれだけ多い事か。

そしてこれは、悩みを抱えてしまう人の心理状態と同じなんです。

自分の目の前や周辺といった
自分の意識(関心や興味)の及ぶ範囲しか注意を払ってないので
その他の部分は全く見えていません。

安全に対する意識もしてませんから(してても薄いから)
走ってきた自転車にぶつかったりして事故を起こすんですね。
そして問題を全て相手の責任にします。

歩行者優先?自転車の方が気をつけるべき?

それが何だと言うんでしょうか。

交通ルールで見れば正論かもしれませんが
それで実際自分の不注意で事故が起こったんですから
問題が起こってからああだこうだ相手のせいにしても
それはただ自分の責任逃れのための
正論を振りかざしてるに過ぎないわけです。

それで死んでしまったり後遺症が残ったりしたら
不幸なのは自分なんです。
正論で解決するなら、いくらでも盾にしてればいいんですね。

例え相手が悪いにしても
自分が気を付けてたら
もしかしたらこの事故は起こってなかったかもしれません。

問題を他人のせいにして済ますのは簡単ですが
それが元で大きな問題(苦しみ)が発生するなら
それは他の誰でもない、自分自身の問題ではないでしょうか?

他の誰かに自分の責任まで任せておいて(ここでは自分の不注意を棚に上げて)
あとで文句ばかり言ってても
根本的な問題を生み出してるものは何も変わらないんですね。

心理的な悩みを抱えてるにしてもそうですが
周りが見えてないとは、まさにこの事を言うんです。

一度意識して、歩道を通行してみてください。
通行者だけでなく、車への乗車や下車など、道路事情の全てを含めて
ほぼ殆どの人が自分中心の
自分の事だけを意識して通行してるのがよくわかりますよ。



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