人はなぜそんなに他人の事が気になるのか? ~芯のある人が持っている、強さの秘密~
例えば仕事でもそうですが
これイヤ!と思ったら続きません。
ですから人は、ほんとは嫌な事でもなるべく続けられるように
それを好きになろうという心理が働くんですね。
もしくは、自分はそれが好きなんだと思い込み
嫌だという事に目をつむろうとします。
これを人間関係や恋愛関係で見ると
嫌な事があったり嫌な事をされても
大目に見たり許そうとしますし
酷くなると依存症にも繋がります。
事件性のあるDV被害を受けてたとしても
なかなか離れられないのはこの心理が働くためです。
この心理自体は、何も悪いようにばかり作用するのではなく
こういう心理が働くからこそ、少々嫌な事があっても
やめずに(逃げ出さずに)続けられるんですね。
人は一旦、これは嫌だと思い始めたら
続けるのが苦しくなります。
ですからこの心理が働かなければ
長く続ける事が出来ないのです。
しかしその思い込みが強すぎたら
今度は自分をコントロール出来なくなり
依存症などの深みにはまって抜け出せなくなるんですね。
このように、心というのはバランスが大事なのです。
こうだから悪い、こうでなければいけないといった考えは
心理学にはありません。
嫌なものや、嫌と思ったものを再び好きになるなんて
そう簡単な事ではありませんが
嫌だと思ったからといって、その感情に目をつむってしまうと
今度は見えないストレスとなって大きな負担になるのです。
人は何かと
好きとか嫌いとかの、感情の面を何とかしようと躍起になりますが
感情で思い込まないようにするよりも
じゃあこの嫌なものをどうすればいいのかを
実質的な工夫や理屈によって考える方が
その場の感情に振り回されずに取り組むことが出来るんですね。
例えばそれが仕事なら、嫌だからやりたくないなんて言ってられません。
嫌かどうかより、どうしてやろうかと策を考えるんです。
人に相談するのもいいかもしれませんね。
何か問題を解決したいのなら
まずはイヤイヤ人生をやめましょう。
好き嫌いでの判断をやめるのです。
自己中と言われるような人ほど
イヤイヤで人生を生きてらっしゃいます。
こういう人が問題ばかり抱えてるというのは
説明しなくてもご想像通りだと思います。
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